130.夕焼け散歩 ページ44
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結局荷物は家に着くまでナルトに持ってもらってしまった。
自分よりも小さな子供に重い荷物を持たせて歩くのは結構罪悪感があったけど忍の世界じゃそんな光景は全くおかしなことではない。
のは、分かってるんだけどねぇ〜…。
家に着いてナルトにお礼を言うと得意気に「へへん」と笑ってそれはそれは可愛い。ただただ可愛い。
まぁ、確かにナルトからしたら軽いのだろう。
そこで私はふと、ある事を思い出した。
「そういえば、ナルトって私のことも軽々持ち上げられたよね？」
「ん？」
「ほら、我愛羅？って子が病院で暴れてた時！」
「ああ！あん時かぁ〜！A、軽すぎてびっくりしたってばよ！」
「か、軽すぎ…？」
いやとんでもないな。特別太ってるというわけでもないけど、一体自分よりも小さな体のこの子のどこにそんな力があるのか不思議で仕方ない。
病院で我愛羅くんに襲われそうになって、ナルトが私を抱きかかえて助けてくれた日のことを思い出して改めて、すごいなぁなんてしみじみ思う。
ナルトが今より小さかった頃は、半べそばかりかいてた弱々しい男の子だったのに。
いつの間にかこんなに頼もしい少年になって。
「A？」
ぽん、とナルトの頭を撫でると不思議そうに私を見てくる。
「ちゃんと成長してるんだねぇ…なんかちょっと色々思い出しちゃった」
うう！私がどんどんおばさんになってくみたいじゃないか！いやまだまだ全然若いけど！！
うぐぐ…と百面相をしていると、ナルトはしばらくそんな私を見つめた後、何か思いついたようにパッと笑うと部屋の窓を勢いよく開けた。
そんなナルトに小首を傾げていると、ニコニコ笑いながら手招きをされたので不思議に思いながら彼に近づく。
「ひぇ！？」
その瞬間、ふわりと体が浮く。
いつかのあの時のようにナルトに横抱きにされていた。
突然すぎて驚きのあまり変な声が出た。ひぇ！？ってなんだ、ひぇ！？って。
「今から散歩するってばよ！」
「さ、散歩？今から！？え、この状態で！？」
「よーし！出発！！」
「いや、出発って、ぎゃぁぁぁあ！！！」
私の言葉など一切聞かず、ナルトは私を横抱きにしたまま窓に足をかけるとそのまま勢いよく飛び上がった。
私の悲鳴が里中に響き渡ったのは言うまでもない。
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花 - 続き楽しみにしてます！ナルトと夢主ちゃん最高です！これからも頑張ってください！！ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 貴方様のTwitter教えてください！！！(もう最高なんですよ語彙力！) (2022年12月26日 15時) (レス) @page47 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» 応援ありがとうございます！更新が遅くなりましたが、また数話upしたので楽しんでいただければと思います(*^^*)♪ (2022年9月4日 22時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - 続きが見れて凄く嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2022年6月19日 16時) (レス) @page38 id: 317a37bf32 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» ありがとうございます！更新遅くなって申し訳ないです（ ; ; ）お話upしましたので、よろしくお願いします♪ (2022年6月18日 16時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2021年4月11日 20時
