【NARUTO】守られし愛.3

127.甘える事 ページ41

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…と、お店にいるみんなにあーだこーだと言われてしまっては仕事をするわけにもいかず。
言われるがまま私は仕方なしにお店を出たわけで。
まぁ、確かに…頭と手首に包帯巻いてるこんな状態で接客するのも良くないよな…うんうん。
実際見た目ほど痛くはないんだけどね。

そんなこんなで思いがけず1週間のお休みを貰ってしまった。
こんなにたくさんお休みするのって久しぶりじゃないか…？
どうせならのんびりまったり過ごそう！

と、いうわけで！！


「あら？Aさんいらっしゃい！」

「いのちゃん、やっほー！」


やって来ました、山中花店！
ちょうどナルトのお家のお花も替え時だし、いのちゃん家のお花はどれも綺麗で見てるだけでも癒されるってもんだ。


「今日は任務お休みなんだね？」

「ええ、今日は…って！Aさんその包帯…！」

「ああ…これ？全然たいしたことないよ！包帯グルグルだけど実際そこまで痛くないし」

「そういえば…聞きましたよ。拐われたって…本当に大丈夫なんですか？その日はあたし、任務だったから後日聞いたんですけど…。力になれなくてごめんなさい」


眉を下げて申し訳なさそうに謝るいのちゃんに、私は慌てて首をぶんぶんと横に振る。


「いやいや！謝らないで！実際こうして無事だったわけだし！ナルト…七班のみんなが助けに来てくれたから」


だからほら！暗い顔しないで！と言えばいのちゃんは眉を下げながら笑ってくれた。
はやくこの包帯外しちゃいたなぁ。そしたらみんなにこういう顔させなくて済むのに。


「そしたら今日はなんでも好きな花選んで行ってください！」

「え？」

「お花、サービスしちゃいます。何も出来なかったから、せめてこのくらいは」

「え、え！？そんな、ほんと気にしなくても…」

「はいはい！いいから！選んで選んで！」


ぐいぐいといのちゃんに腕を引かれてお店の中へ連れていかれる。
せっかくこう言ってくれてるし、お言葉に甘えちゃおうかな。

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