125.優しい我儘 ページ39
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その後、ずっと気になっていた事…私を拐った幡谷さんと青野さんの処遇を聞いた。
二人の話をした途端、綱手様の表情は険しくなった。
“三代目火影の血縁者”を誘拐し命に危険を及ぼした罪は大きく、本来なら里から追放という話が出ていたようで、私は咄嗟にそれはやめてあげてほしいと訴えた。
阻止しようとする私に綱手様は眉を寄せる。
「何故そんなにも止める。処罰を甘くすれば、示しがつかないぞ。またお前を危機にさらそうと企む輩が出るかもしれないだろう」
「だけど私はこうして無事ですし。それに、あの二人も…辛かっただろうから。その、可哀想じゃないですか？里から追放はさすがに」
「可哀想って、…お前なぁ」
はぁ、と大きなため息を吐かれてしまった。
いや、まぁ、うん、可哀想だからやめてあげてとか理由がちょっとあれだけど！
でも、家族を失った苦しみはきっと…何かで補えるほど簡単に消えはしないから。
その怒りの矛先をナルトの弱点だからといって私に向けてくるのはムカつくしお門違いだけど！
「…だけど、彼らはまだ若いです」
「A、お前いくつだ？」
「えっ？19ですけど」
「アイツらよりも若い者が言うような台詞じゃないな…」
「あ、あははは…」
ちょっと発言がおばさんっぽかったかな。でも本当に思ったことだし。
忍って、里にとって大切な人材？だと思うし、それにあの二人は上忍。
私自身、特にすごく大怪我をしたとかでもないから…。
「若さ故の失敗ってやつですよ」
「他人に優しすぎるのも、命取りになるぞ」
「私が瀕死負わされてたらそりゃもう、里から追い出してー！ってこっちからお願いしますよ！…でも、こうしてピンピンしてるし、少し大目に見てあげてください」
そう言うと綱手様はまた、大きくため息を吐くとガシガシと頭をかいた。
「そこまで言うならいいだろう。あの馬鹿共の追放は白紙にし、代わりに上忍の階級を剥奪にする。下忍に降格だ。…だが、今後またお前に危害を加えようとするような事が1ミリでもあれば、容赦はしない。これで文句はないか？」
「お、おお〜…」
下忍へ降格というのもまた、なかなかにキツイ処罰だなぁ…こっちはこっちで可哀想、なんて思ったけど言葉には出さないでおいた。
里から追放と比べたら可愛いもんだろう。
綱手様的には少し納得のいってなさそうな顔だけど。
「私なんかのわがまま、聞いてくれてありがとうございます」
「今回だけだぞ」
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花 - 続き楽しみにしてます！ナルトと夢主ちゃん最高です！これからも頑張ってください！！ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 貴方様のTwitter教えてください！！！(もう最高なんですよ語彙力！) (2022年12月26日 15時) (レス) @page47 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» 応援ありがとうございます！更新が遅くなりましたが、また数話upしたので楽しんでいただければと思います(*^^*)♪ (2022年9月4日 22時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - 続きが見れて凄く嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2022年6月19日 16時) (レス) @page38 id: 317a37bf32 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» ありがとうございます！更新遅くなって申し訳ないです（ ; ; ）お話upしましたので、よろしくお願いします♪ (2022年6月18日 16時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2021年4月11日 20時
