116.小さな私のヒーロー ページ29
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「ナルトやみんなが来てくれなかったら私、どうなってたか分かんないし。だからそんな落ち込まないでよ」
「オレの、せいで」
「ナルトのせいじゃない。そんなこと言わないで」
「オレが…困らせてばっかだから」
「むしろどんどん困らせていいくらいだけど？子供のうちにどんどん困らせてよ！そこが可愛いんだから」
と、そこまで言ってハッとした。
ナルトと喧嘩みたいになっちゃった原因は、私がこうしてナルトを可愛いと子供扱いするからだったのに…！！いや、でも、可愛がるなと言われてもかなり！かなり難しいんだけど！
ああ、どうしようまた怒らせちゃったりしたら、とアタフタしているとナルトが俯いていた顔を上げて私を見つめる。
今はあまり体に力も入らなくて立つ力もないから地面に座り込んでナルトに体を支えられてる状態なので、必然的にナルトに見下ろされ、私がナルトを見上げる形になるわけで。
それがなんだか、なんとなく不思議で。
「…キライだなんて、嘘だってばよ」
その言葉に私は目を見開いた。
ナルトを怒らせてしまったあの日、キライだと言われたことを思い出す。
今にも泣き出しそうになりながら、嘘だと言うナルトに私は頬が緩んだ。
「だよね、良かったぁ」
笑ってそう言うも、ナルト泣き出しそうな顔のまま。
それでも私を支える腕の力は変わらない。
私より７つも歳が離れたまだまだ幼い子供で、まだまだ小さな体なのに、私を抱きとめる力は強くて。
ナルトは忍として着々と成長しているんだと気付かされた。
私を助けに来てくれた時の姿は今でも鮮明に脳裏に焼き付いてる。
「気づかないうちに、大きくなってたんだね…ナルト」
守ってあげなくちゃと思ってた小さなナルトは、気づいたら私よりも力が強くなっていて、そしてどんどん成長していってるんだ。
もう駄目だと思ったあの瞬間に助けに現れたナルトは。
「ナルトは、私のヒーローだ」
そこで、私の意識は途絶えた。
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花 - 続き楽しみにしてます！ナルトと夢主ちゃん最高です！これからも頑張ってください！！ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 貴方様のTwitter教えてください！！！(もう最高なんですよ語彙力！) (2022年12月26日 15時) (レス) @page47 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» 応援ありがとうございます！更新が遅くなりましたが、また数話upしたので楽しんでいただければと思います(*^^*)♪ (2022年9月4日 22時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - 続きが見れて凄く嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2022年6月19日 16時) (レス) @page38 id: 317a37bf32 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» ありがとうございます！更新遅くなって申し訳ないです（ ; ; ）お話upしましたので、よろしくお願いします♪ (2022年6月18日 16時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2021年4月11日 20時
