110.油断 ページ23
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「バアちゃん！！Aが行方不明ってどういうことだってばよ！！Aはどこに…っ！」
「ナルト、落ち着いて！」
勢いよく火影の執務室に入ったのはナルトだった。その後にサクラも続く。
Aが行方不明だと聞き、すっかり興奮状態になっているナルトに落ち着くよう声をかけたところでほとんど意味などない。
室内には既にサスケ、カカシいた。つまり七班がここに集められたわけだ。
「サクラから聞いているだろうが、Aが行方不明になった。おそらくは、誘拐だ」
「ゆ、うかい…？誰が、んなこと…！」
「ナルト、こういう時こそ落ち着いて冷静になれ。Aが心配なのは分かるが、興奮状態に陥っても事態は変わらない」
「サスケと一緒に里の者たちに聞き回ってみましたが現時点で誰もAさんを見たという者はいませんでした。誘拐されたとしたら、確実に昨日の夕刻から夜の間でしょうね」
ナルトはグッ、と拳を握った。
そして自分を深く責めた。Aが誘拐されたのは自分のせいだと。子供扱いされ続けたことにヘソを曲げて彼女を無視したばかりにこうなった。
一緒にいたらこんな事にはならなかったのに。
もしもAの身に何かあったらどうすればいい。
「ナルト」
後悔と焦りが脳内を支配し、それ以外の思考が回らなくなった時、サスケに名前を呼ばれハッとする。
「お前がそんなんでどうする。余計な事考えてる暇はないんじゃないのか」
その言葉にナルトは目を見開き、ゆっくりと息を吐いた後そのまま自身の頬をバチンと叩いた。
今一番不安なのは誰だ。サスケの言う通りだった。Aを助けなくてはいけないのに、自分が混乱状態になってどうする。
なんとか落ち着きを取り戻したナルトは、サスケに礼を伝えると彼は鼻を鳴らした。
「はぁ…。完全に油断したな。まさかこうも早くあの子に手を出す輩がいるとは。油断した私の責任でもある。すまない」
「バアちゃんが謝ることじゃねえだろ。全部、Aを拐っていった奴らが悪いんだからよ」
「やはり、三代目が亡くなったことが原因でしょうか」
「どういうことだってばよ、それ…」
綱手とカカシの会話に困惑を見せるナルト。
こうも早く手を出す？三代目が亡くなったから？一体何を言っているのか理解出来ずにいると、綱手は苛ついたように片手で頭を抑えた。
それは、保護下であるAを誘拐した愚かな輩への苛つきだ。
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花 - 続き楽しみにしてます！ナルトと夢主ちゃん最高です！これからも頑張ってください！！ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 貴方様のTwitter教えてください！！！(もう最高なんですよ語彙力！) (2022年12月26日 15時) (レス) @page47 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» 応援ありがとうございます！更新が遅くなりましたが、また数話upしたので楽しんでいただければと思います(*^^*)♪ (2022年9月4日 22時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - 続きが見れて凄く嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2022年6月19日 16時) (レス) @page38 id: 317a37bf32 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» ありがとうございます！更新遅くなって申し訳ないです（ ; ; ）お話upしましたので、よろしくお願いします♪ (2022年6月18日 16時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2021年4月11日 20時
