105.胸騒ぎ ページ17
sideナルト
オレはずっと1人だった。
頼れんのは、時々オレの様子を見に来てくれるじいちゃんだけで。それでもほんとに時々で。
毎日孤独だった。
それがそうじゃなくなったのは、Aと出会ってからだ。
『私は君のこと、怖がったりも嫌ったりもしないから安心していいよ！』
みんながみんなオレを避けて悪口を言う中で、Aだけは違った。
『よし、じゃあナルト！』
『ん？』
『行ってらっしゃい！』
『！！』
それからはAがいることが当たり前になって、Aがいるから毎日任務も頑張れるし、もっと強くなりてぇって思う。
そんで、これからオレがもっともっと強くなって大人になって、火影になって。Aと本当の家族になりたい、って。それはもう出会った頃から変わらないのに。
オレはAが好きだ。Aもオレを好きだって言ってくれる。
でもそれはオレのとはおんなじじゃねぇってことは痛いくらい理解出来るんだってばよ。
まだまだ全然ガキだし、強さだって…全然なオレに振り向いてもらえる方がむずかしい。
こうやって1人で不貞腐れて、オレってばほんとーにどうしようもねぇクソガキだ。
ちゃんと好きになってもらえるように努力もしてねーくせに。
それなのに。
『うっせー！ゆめなんかキライだ！！』
あんなこと言うつもりなんかなかったのに。
傷ついた顔してた。
ショック、受けてた。
『今のアンタじゃ絶対Aさんは振り向かないわよ。ただでさえ自分より子供でそのうえ、こーんなうじうじしてる情けない奴、私ならごめんだけど』
サクラちゃんにもこっぴどく叱られた。
…ご最もだってばよ。
傷つけるつもりじゃなかった。
傷つけたくなかった。
振り向いてもらえないならオレが死ぬほど頑張ればいいだけだってのに。
「よし！！明日、ちゃんと謝るってばよ！！」
今日はもう遅い。
明日出直して、ちゃんとAにごめんって謝るんだ。
Aのことだから、きっと笑って許してくれるかもしれない。そうだといい。
翌日、Aの仕事の休憩時間を見計らって甘味屋へ向かった。
が、そこには会いたかった人物の姿はどこにもいなくて、代わりにオレを見るなりに慌ててこっちへ駆け寄ってきたチエコばあちゃん。
「チエコばあちゃん、Aは…」
「ナルトあんた、何か聞いてないかい！？」
「え？」
胸騒ぎがした。
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花 - 続き楽しみにしてます！ナルトと夢主ちゃん最高です！これからも頑張ってください！！ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 貴方様のTwitter教えてください！！！(もう最高なんですよ語彙力！) (2022年12月26日 15時) (レス) @page47 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» 応援ありがとうございます！更新が遅くなりましたが、また数話upしたので楽しんでいただければと思います(*^^*)♪ (2022年9月4日 22時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - 続きが見れて凄く嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2022年6月19日 16時) (レス) @page38 id: 317a37bf32 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» ありがとうございます！更新遅くなって申し訳ないです（ ; ; ）お話upしましたので、よろしくお願いします♪ (2022年6月18日 16時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2021年4月11日 20時
