26.罪な男である ページ27
小鬼達を追いかけて、たどり着いた先。
そこはディアンヌが眠っている場所だった。スヤスヤと気持ち良さそうに眠るその顔は、年相応の女の子のもので、でもやっぱり体は私達よりもずっとずっと大きい。
「ディアンヌ様〜〜〜〜！！聖騎士の侵入を許してしまいました〜〜！！」
「わ、私たちが聖騎士？ご…誤解です！！」
その瞬間、目の前にいたメリオダスが消えた。
何故なら目を覚ましたディアンヌの大きな手によって掴まれたから。
「ど、どうしようA…！メリオダス様が……！！」
「大丈夫だよエリザベス」
「…え？」
だってあの子は七つの大罪、ディアンヌだから。そう言葉にはせず、とにかく大丈夫だからと言ってエリザベスを安心させるように微笑む。
「こ、この巨人女、メリオダスを食う気か！？」
「メリオダスゥ…？」
「よう、ディアンヌ。10年ぶり」
「団長ぉ〜〜〜〜〜〜っ」
メリオダスだと知るなりディアンヌの険しい表情は一変して、彼に頬擦りをする。
ポカンとするエリザベスとホークちゃんに思わず小さく笑う。
「ね、だから大丈夫だって言ったでしょ！」
「Aはあの方が七つの大罪のディアンヌ様って知っていたの？」
「えっ、あ、いや、うんん！そうじゃないけど…まぁ、なんか何となく？」
誤魔化すようにアハハハと笑って見せた。
するとディアンヌの視線がメリオダスから私とエリザベスに移る。
「その子達…誰？」
あー…これは…いけないやつだ。
ディアンヌも相当メリオダス大好きだし、エリザベスだけならまだしも私までいるとなると…余計に怒っちゃいそうだなぁ…。
ディアンヌは前屈みになって、私達の顔をじろじろと見てきたので若干戸惑ってしまった。
「は…はじめまして、ディアンヌ様！！私はエリザベスで、隣にいるのが…」
「えーっと…Aです」
「私たち、メリオダス様と共に旅をさせていただいている者です」
「団長と三人で！？」
「あ、ホークちゃんもいるからプラス一匹になるかな…」
怖い。怖すぎる。この後が怖すぎる。そしてメリオダス、阻止することが出来ない私を許してほしい。
「この浮気者ーーーっ！！！」
案の定ディアンヌは思いっきりメリオダスを地面にぶん投げた。
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アイル(プロフ) - イメ画可愛いですね！どんなアプリ使ってるんですか？ (2018年11月6日 11時) (
レス) id: 71579a9d7e (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - カナリアさん» 気に入っていただけて嬉しいです(>_<)これからも更新頑張っていきますので楽しみにしてくださればと思います(’-’*)♪ (2018年8月25日 13時) (レス) id: 73661a568b (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - これはまったかもしれないですこの作品私気に入りました (2018年8月25日 0時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - ゆら！ さん» コメントありがとうございます♪ドキドキしていただけてとても嬉しいです(’-’*)♪ (2018年8月19日 17時) (レス) id: 73661a568b (このIDを非表示/違反報告)
ゆら！ - もうドキドキが止まらないですぅ〜。 (2018年8月18日 3時) (レス) id: e1ed62eaa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2018年6月6日 15時
