番外編 寂雷先生の誕生日 ページ14
寂雷side
・・・おかしい。
最近Aがあまり話しかけて来てくれない
何かしてしまったのだろうか？
必死に考えるが思いつく節が見当たらない
嗚呼、もし本当に嫌われたりなんていたら私はきっと耐えられない
誰かに相談してみたほうがいいのかも知れない
様々な感情が入り乱れながら私は部屋を出た
リビングへ行くと、一郎くんの弟二人が喧嘩をしていた
喧嘩といっても、三郎くんが一方的に二郎くんに食ってかかっている感じみたいだけど
寂「こらこら二人共、一体何があったんだい？」
二「あ、ちょうどいいところに来た！コイツ俺の話なんか全然聞かなくて・・・」
三「五月蝿い！！二郎は黙ってろよ！！」
これはちょっと大騒ぎになりそうだ
寂「三郎君、一体何があったのか教えてもらえないかい？」
二郎君を部屋に一度戻ってもらって、三郎君の話を聞くことにした
三郎君の話を聞くと大切なチェスのポーンをなくしてしまったらしい
その話を聞いた二郎君が、
二「また新しいの買えばいいじゃねぇか」
と言ってしまったのだとか
三「でも、あれはAが僕の誕生日にプレゼントしてくれた大事なものなんです」
・・・なるほど、それは確かに必死になって探すわけだ
そういえば一二三君が部屋の前でポーンを拾ったと言っていたが・・
寂「ちょっと待っていて、もしかしたらそのポーン知っているかも知れない」
私は急いで部屋に戻り、棚の中を覗いた
そこにはこの間一二三君が見つけたポーンが入っていた
三「そうです！！これです！！寂雷さんありがとうございます！」
寂「見つかったようで何よりだよ」
三郎君のポーンは見つかったようだが、私の心は以前晴れないままだ
私はそのまま部屋に戻ることにした
部屋で本を読んでいると、部屋のドアがノックされた
『寂雷、いる？』
そう言ってドアを開けたのはAだった
寂「どう、したんだい？」
『はい、誕生日おめでとう』
そう言って彼女が渡した包を開けると中には藤色のマフラーがあった
『その色、乱数が選んでくれたのすっごい嫌そうな顔してたけど』
寂「飴村くんが？」
『編み方教えてくれたのは一郎だし、ラッピングの袋は左馬刻が選んだの』
『寂雷、みんなに愛されてるね』
嗚呼、私はなんて愚かだったのだろう
どうして私は彼女を疑うようなマネをしてしまったのか
こんなに嬉しいのは初めてだ
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ベル(プロフ) - え？めっちゃ好きです！！更新楽しみに待ってます！ (2020年11月30日 19時) (
レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
腐女神だぜ☆(プロフ) - きゃみ（神）ですか。 (2019年7月21日 17時) (レス) id: b63828eb3d (このIDを非表示/違反報告)
水無月ノア(プロフ) - 了解です！今の番外編が終わり次第書かせて頂きますね！ (2019年2月14日 23時) (レス) id: ce1e503519 (このIDを非表示/違反報告)
N - ありがとうございます！じゃあ夢主ちゃんにストーカーがついてヒプマイメンバーがいろいろするお話しが見たいです。 (2019年2月14日 23時) (レス) id: 2fc5407078 (このIDを非表示/違反報告)
水無月ノア(プロフ) - すみません、都合により続きは明日更新します (2019年2月14日 23時) (レス) id: ce1e503519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月ノア | 作成日時：2018年12月11日 19時
