8話 ページ9
無事にあの少年を病院へ送り、黒田先生に報告した
黒「なるほど、確かにそれが一番ベストなやり方だ」
先生はそう言っていたので気にしないことにした
エレベーターに乗ろうとしたら、藍沢と一緒になった
エレベーターの中には白石がいた
白「ねえ、１９歳の子腕を切ったとき何か感じた？」
彼女はそう聞いてきたが、感じ方なんて人それぞれだろう
藍「感じたよ・・・・暑さ」
ほらね、こいつが君の期待どうりのこと言う訳ない
藍「あそこは戦場だよ。腕を切っている時も汗が落ちるんじゃないかってハラハラしたよ」
藍「水森さんはどう思った？」
『別になんとも。そもそも仕事なんだし何かを感じたり思ったりする必要はない』
『私達は、自分がベストだと思ったことをするだけ。淡々と淡々と』
『だって、命があることが最低条件だから。腕なんて一本なくても生きていけるでしょ』
そう言うと、白石は驚いたようで
白「そんな言い方・・・」
といった
目的の階についたので、私たちふたりはエレベーターから降りた
ーーーーーーーーーー
一方、黒田は誰もいない医局に一人で佇んでいた
医局の中にスーツ姿の田所が入ってきた
その姿を黒田は確認すると、ボードから目を外さずに田所に言った
黒「一人、水森以外でモノになりそうなのがいましたよ」
その言葉を聞くと、田所は
田「ほう、それは誰ですか？」
と言った
黒田は答えずボードに貼られている藍沢の写真を見つめていた
ーーーーーーーーーーーーーーー
藍沢サイド
『藍沢、今日のフライトお疲れ。明日から黒田先生がヘリ担当だからしばらくは別行動ね』
水森が俺に労いの声をかけた
彼女はスクラブのポケットから包装紙に包まれた何かを取り出した
『チョコレートあげる。適度な糖分補給は疲労回復してくれるからね』
俺は言われたままにチョコレートを受け取った
『じゃあ、また明日〜』
そう言って彼女は去っていった
手に持ったチョコレートをおもむろに口に運ぶ
それほど甘くないビターチョコレートだった
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水無月ノア(プロフ) - その応援を糧として頑張ります！！ (2018年8月21日 21時) (
レス) id: 1039955c67 (このIDを非表示/違反報告)
◇颯那◆(プロフ) - 水無月ノアさん» いえ､とても面白いです！これからも頑張ってください (2018年8月21日 20時) (レス) id: 467fd6b5c9 (このIDを非表示/違反報告)
水無月ノア(プロフ) - ご指摘ありがとうございます (2018年8月21日 18時) (レス) id: 1039955c67 (このIDを非表示/違反報告)
◇颯那◆(プロフ) - あの･･･指摘なのですが黒田先生は西条先生の事を先生付けで呼んでませんよ｡西条って読んでたと思います｡ (2018年8月21日 15時) (レス) id: 467fd6b5c9 (このIDを非表示/違反報告)
水無月ノア(プロフ) - すみません。このあとの展開に重要なので、名前はそのまま固定にしていました。申し訳ありません (2018年8月21日 11時) (レス) id: 1039955c67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月ノア | 作成日時：2018年8月18日 15時
