[コードブルー]似たもの同士

３話 ページ4

三井先生の質問に答えたのは、いかにもお嬢様といった感じの女性

知識はあるが、現場に行くと動けないってタイプかな

滝川さんの気道を確保するために輪状甲状靭帯切開をした男性フェローは

知識も技術もあるが患者を物のように思っている。あまりいいとは思えない

今回はこんな感じか・・・

これは黒田先生眉間のシワがさらに増える予感しかしない

そうなった時、しわ寄せは大体私に来るんだけど

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詳しい検査の結果が出るまで、私達は待機となった

黒田先生から、滝川さんのＣＴの様子を確認して来いといわれた

しかも三人で。

そこで男の方が話しかけてきた

藍「なんかさ・・・・すげえやる気だよねみんな」

白「あなただって、輪状甲状靱帯切開すごかったじゃない」

藍「あれはたまたま・・・・それより、君っていつからヘリに乗ってるの？」

と彼に聞かれた

『このERで研修し始めた時からだから・・・・２ヶ月くらい』

藍「へえ、すごいね。それって初日から乗ったの？」

『そうだけど・・・・勘違いしないでね。私は黒田先生直々に認めてもらって乗ったから』

白「でも、二ヶ月間ずっと乗ってるんでしょ？」

『うん。そろそろ交代してもらわないと、私の体が限界なの』

そんな話をしていると、脳外科の西条先生が入ってきた

西条先生が頭部のＣＴをチェックしていると、気になるものを見つけた

『西条先生、これ、なんでしょうか？』

そう言うと、隣にいた藍沢君が小声で

藍「なんだと思う？」

と聞いてきた

それと同時に西条先生も

西「なんだこれは・・・・」

という

私と彼が

「『釘ですね』」

と同時に答えた

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