[コードブルー]似たもの同士

17話 ページ18

医局でみんなと話をしていると、救命のホットラインが鳴った

雑居ビル前で男性が倒れていたらしい

『仕事か・・・休みたかったな』

白「水森先生、一緒に来てもらっていいですか？」

『いいよ、藤川だけじゃ不安だもんね』

緋「酔っぱらいかー」

藍「出番なしだな」

二人がそんなことを言っていたが、聞かなかったことにした

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『いやー大変だった、大変だった』

藍「何かあったのか？」

『さっき運ばれてきた人、まあ、出来上がっちゃってて言うこと聞かないの』

緋「それは大変ねー」

『でも、本当に転んだだけなのかな』

藍「どういうことだ」

『だからさ、君たちが好きなオペ。できるかもってこと』

緋「マジ！？」

『あくまでも、可能性だけど』

『まあ、急変しないのを願うだけね。私ここ最近ずっとオペに入っているから』

『いい加減休みたい。きっとシニアの先生方私を便利屋か何かと勘違いしてるのね』

緋「ずっとってどの位？」

『みんなが来る前からだから、二ヶ月ちょっとくらい？』

藍「そんなにオペに入っているのか？」

「まーねー、黒田先生も私の技術を見て驚いていたから』

三人でそんな話をしていたが、緋山

緋「ちょっと、あの弁護士先生のようす見に行ってくるわ」

と言って医局を出て行ってしまった

このまま何もなく朝になって欲しいけど、いつだって神様は残酷だ

容赦なく私たちに試練を与えてくる

今までも、そしてこれからも

私達医者にはいつも重い重圧がのしかかってくる

人の命を預かるというのはそういうことだとここに来て教わった

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