1２話 ページ13
私達救命医にとってランチタイムは心休まるただ一つの時間
なんだけど、今目の前に座っている白石はお世辞にも心休まるなんて顔はしていないよね
その理由は今日のカンファレンスにまで遡る
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『さっきの話本当ですか！？森本先生！』
『今日の当直にシニアドクターが一人もつかないって』
田所先生とシニアドクターが何やら話をしていたため、何事かと思ったら
今日の当直にシニアドクターが一人もつかないそうだ
つまり、私達フェローだけの当直ということになる
森「だからさ、今日の当直に水森も残ってくれないかな？」
『それは構いませんけど』
森「黒田先生には、俺が言っとくからさ」
『はあ』
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ということがあったのだ
・・・私昨日も当直だったの先生方忘れているよね
それよりも、今私はものすごく厄介な患者の担当医をしている
今日のヘリ担当は私だったのだが、
ドクターヘリ要請がいつものように入った
患者は２０代から３０代の男性で、マンションの５５階から落ちたそうだ
それを聞いたとき通信室から緋山の驚いた声が聞こえた
この患者の名前は小倉さん
５５階から落ちて生きているだけでも奇跡なのに、大した怪我をしていないというから驚きだ
でも、やれ空調が悪いだの、うめき声がうるさいだの言いたい放題。
しかも私が話を聞こうとしても、まるで会話にならない
白「ねえ、あの転落の患者さん。大丈夫？」
『小倉さんね、まず会話になるところからかな』
緋「まあ、あんたも大変だよね。実質一人みたいなもんだし」
藤「大丈夫だって、俺かいるんだからさ」
緋「こういうのも『ついてる』けどね」
藤川の背中には『バカ』と書いた紙が貼ってあった
藤「お、藍沢。こっちこっち」
藤川が藍沢を呼ぶ
藍「例の転落の患者、俺も一緒にいていいか」
なんて言いだしたのだ
『いや、いいけど。なんで？』
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水無月ノア(プロフ) - その応援を糧として頑張ります！！ (2018年8月21日 21時) (
レス) id: 1039955c67 (このIDを非表示/違反報告)
◇颯那◆(プロフ) - 水無月ノアさん» いえ､とても面白いです！これからも頑張ってください (2018年8月21日 20時) (レス) id: 467fd6b5c9 (このIDを非表示/違反報告)
水無月ノア(プロフ) - ご指摘ありがとうございます (2018年8月21日 18時) (レス) id: 1039955c67 (このIDを非表示/違反報告)
◇颯那◆(プロフ) - あの･･･指摘なのですが黒田先生は西条先生の事を先生付けで呼んでませんよ｡西条って読んでたと思います｡ (2018年8月21日 15時) (レス) id: 467fd6b5c9 (このIDを非表示/違反報告)
水無月ノア(プロフ) - すみません。このあとの展開に重要なので、名前はそのまま固定にしていました。申し訳ありません (2018年8月21日 11時) (レス) id: 1039955c67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月ノア | 作成日時：2018年8月18日 15時
