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静まり返る部屋。
誰も正解が分からないからこそ、なにを言えばいいか分からない。
その沈黙を破ったのは、ミンギュだった。
MG「みんながAちゃんのことを誤解してるとは思わないけど…、本当に良い子なんだ」
Aさんのことをみんな知ってはいたが、中にはよく思わないメンバーもいた。
スンチョルとAさんがどうして仲良くなったのか、惹かれるようになったのか、オレとミンギュ以外知らない。
だからAさんがスンチョルに近づいてきたのではないのかと思う人もいたようだ。
MG「コラボの時も話しかけるのが怖かったのに、頑張ってオレたちに話しかけてくれたし…。それにヒョンとのこともなにもなかったって、自分が叩かれることも分かった上で、ちゃんと逃げないで話をしてくれた。……ヒョンが守りたかったものを、自分も守ろうって…そう思ってくれた子なんだよ」
ミンギュは、Aさんが悪いわけではないと言いたいようだった。
MG「ヒョンもAちゃんのことを大切に想ってたし、Aちゃんも同じだった」
HS「だからってヒョンと彼女が付き合えるわけじゃないだろ…？どうしろっていうんだよ」
ホシの言う通りだ。二人の本当の関係性をわかったところで、どうにかできることじゃない。
JH「もうこれは二人のことだよ。オレたちがあれこれ言ってどうにかなることじゃない」
相手が楽になる選択、それは本人しかわからないのだと気付いた。
JH「だから言ったでしょ。支えてあげようって。スンチョルの気持ちを否定しないで…、どうするかはスンチョルとAさんが決めればいい」
床に視線を落とすスンチョルに目を向ける。
JH「スンチョル」
SC「….」
JH「オレたちはお前を信じてるから。お前の選択を絶対に文句を言わない。だから…どうしたいか、自分で決めろ」
メンバーのみんなは静かにうなずき、納得してくれたようだった。
結局オレたちは待つしかない。
十年以上一緒にいた仲間を待っていること。
信頼の上で成り立つこの関係に頼るしかない。
JH「これ以上このことは考えなくていい。オレたちはスンチョルを待ってればいい。それまでそばにいて、支えてあげよう。今までスンチョルがそうしてくれたように」
スンチョルはオレがそう言うと、また顔を覆って肩を震わせた。
泣き顔はたくさん見てきたけれど、どうしたらいいか分からずに戸惑って苦しそうな顔ははじめて見た気がした。
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にこ(プロフ) - 続き待ってます！！ (2022年8月8日 20時) (
レス) @page43 id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
赤福食べたい(プロフ) - このお話大好きです..！文面にも内容にも、本当に惹かれます。言葉の選び方など、素晴らしくて..素直に感情移入できて、ボロ泣きです（泣）どうか2人にとって良い未来を..無理せず更新頑張ってください！ (2022年7月23日 23時) (レス) @page43 id: ae3f32f87f (このIDを非表示/違反報告)
あみだけどうぉぬよんのtastyが忘れられない人(プロフ) - 嬉しいです！ (2022年7月18日 12時) (レス) id: 943b446d66 (このIDを非表示/違反報告)
ジェンガ - あみだけどうぉぬよんのtastyが忘れられない人さん» お返事が大変遅くなってしまいました。これから少しずつ書き進めていく予定です。よろしければ、ぜひ続きを読んでくださるとうれしいです！ (2022年7月18日 10時) (レス) id: 4a7a083819 (このIDを非表示/違反報告)
あみだけどうぉぬよんのtastyが忘れられない人(プロフ) - 何度も読み返しています。また時間のある時にお話を増やしてくださったら嬉しいです。 (2021年12月14日 11時) (レス) id: 943b446d66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェンガ x他1人 | 作成日時：2020年5月22日 21時
