〃�� ページ10
フューラー家という籠の中の鳥でしか無かった俺がAと出会うことにより
この国や世界を見ようとした中で浮かんだ数々の問題点や疑問点
前王から段々と崩壊してきた政治の腐敗に上流階級の搾取
資源がたんまりとある筈なのに活用しきれない旧式の仕組み
軍学校とは形だけで仲が悪くなりつつある他国へとアリのように放り込むだけの頭のない牽制のみの戦争にかさむ経費と更なる搾取
軍学校に入学して他の貴族と初めて交流して分かった
貴族と平民の金銭面の大きな格差と意識の偏り
俺は此処を卒業した後は父の跡を継ぎ、フューラー家という北方領主の権限となる領地と防衛軍を整備することから始めようと思うのだ
まず大切なことは国民から信頼と実績を積み上げること
彼等のような突出した戦力と知識を有する者には相応の場で相応の活躍をして相応の報酬を与え更なる活躍を目指してもらうサイクルを作り
皆同様に知識を享受でき格差をなるべくなくせるように
負の感情しかないであろう国に対して行動と法規で態度と恩恵を示す事ができるような社会へと改革したい
元来人間というものはもっと自由であるはずなのだ
最後に王家の軍隊と総力戦になることに対する戦略などは別に語り合うこととして
俺は一通りの野望を語った
机上の空論でしかないと笑われたらそれまでの話を
彼らは真剣な顔をして最後まで熱心に耳を傾けてくれた
gr「簡略にするとこういう感じだが…どうだろう？」
俺の中ではこの話をまず大まかな形にするのにはきっと彼らの知識と技量は必要不可欠に違いない
…いや、彼らがいいのだ
キラキラとした笑顔で互いに顔を合わせてから俺に向き直る彼らと共にそんな改革が出来たなら
そう思うと心臓が熱くて仕方がないのだ
『最高じゃん、ノった』
tn「就職先としては暫定1位かな」
彼らの返答に俺の心臓は訓練をした後かの様に音を立てていたけれどバレない様に溢れ出る笑みを抑える様に口元に手を当てる
gr「ｸｸｯ、思った通りの反応で嬉しいぞ」
頼もしい両腕が俺を見ながら意地悪そうに突き合わせた腕に
同じように口元を隠す事をやめて
俺も笑って自分の拳を乗せた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
仮想話(プロフ) - 白夜（ハクグン）さん» とても嬉しいお言葉をありがとうございます！上手とは言い難い文章ではありますがこれ程までに褒めてくださり感無量です、最後まで好きに書かせて頂きます〜！ (2020年11月14日 12時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
白夜（ハクグン）(プロフ) - 好きです（唐突）。もうほんと好きです。夢主くんもgさん他のwrさん達もほんと信頼関係…ｯ！無理せずに、無理せずに！頑張ってください！応援してます！！ (2020年11月14日 5時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：仮想話 | 作成日時：2020年10月24日 10時
