ヒマワリの帰還 ページ38
tn「速報、ワイ氏Aを確保する、グルさんのとこ一回戻るけどお前らはそのまま戦略通りに動くんやで」
「「「…はぁ！？」」」
トントンからのインカム通信を受け、オスマン、チーノと共にいた俺の元に、言葉通りに彼はトントンと共に現れた
腰まで伸びた黒髪と、帽子ではなく首元にかかったゴーグル、膝丈のワンピースタイプの軍服
と…突っ込みどころはままあったが
それでも片手を上げて照れたように笑う彼は、紛れもなくAだ
os「…A、なん…？ほ、本物…？」
『うん、A、ただいま』
os「しっ…心配してたんやで…？」
『うん…ごめんねオスマン、心配してくれてありがとう』
1番に声をかけて彼の胸元に飛び込んだのはオスマンだった
包み込むようにして、ぽんぽんとオスマンの背に手を回してあやす彼は優しい声色ですすり泣くオスマンに愛おしそうに微笑んだ
ふわふわと花が舞うようなその空間に、内戦中だという事実すら忘れてしまいそうになる
ci「ロン兄様ぁ〜！！久しぶり〜！！」
『チーノ！？おお〜相変わらず可愛い…な"！？』
ブンブンと手を振って近づくチーノの声に向かって手を広げようとした彼はピタリとその手の動きを止めた
オスマンはその様子にクスリと笑ってそっと彼の腕の中からそっと離れる
『あの、ちょっと、真っ直ぐ立ってみて？』
ci「はい！ロン兄様！」
『い、いつのまにそんなにおおきくなったん…？？？』
ci「それはロン兄様を包み込める様にです！」
その言葉のまま、ガバッと抱きつくチーノは明らかにAよりも頭ひとつ分は大きくて
彼はひたすら悔しそうにぴょんぴょんと背伸びをしていた
os「ほら、グルッペンも」
いつの間にか俺の後ろにいたオスマンが、そう言ってそっと俺の背を押すと、Aも俺に気がついたようで
チーノにぎゅうぎゅうと抱きしめられながらもにっこりと俺を見る
gr「…ほ、んとうに、A、か…？」
『うん、ただいまグルッペン』
彼と俺の目線は変わらず、太陽のように、あの花のように
いつも通りに、眩しくにっかりと笑った
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仮想話(プロフ) - 白夜（ハクグン）さん» とても嬉しいお言葉をありがとうございます！上手とは言い難い文章ではありますがこれ程までに褒めてくださり感無量です、最後まで好きに書かせて頂きます〜！ (2020年11月14日 12時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
白夜（ハクグン）(プロフ) - 好きです（唐突）。もうほんと好きです。夢主くんもgさん他のwrさん達もほんと信頼関係…ｯ！無理せずに、無理せずに！頑張ってください！応援してます！！ (2020年11月14日 5時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2020年10月24日 10時
