58.レッツお泊まり会 ページ10
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数日前のことを思い出しては、自分の行動を振り返る
例え未来が見えたとしても、その人々の考えていることや思っていることまではわからないのだから
ウツとの関係がこのような形を辿ったことは、仕方ないと言えば仕方ないことなのかもしれない
ましてや《予知》を封じた今では結論すらもわからない
ウツに対する答えの模範解答が、僕にはなにもわからなかった
本当はウツが欲しいものをあげたかった
ウツが望むものをあげたかった、それなのに
結局僕は、僕のわがままでしか生きてない
初めて会う時から今まで、ずっと、2人に甘えっぱなし
子供のまま、成長なんてできてない
誰かと自分が恋仲になることなんて考えたこともなかった
許婚がいたからか、それとも自分は自由になることはないんだと
あの箱庭にいずれは戻らねばならない運命だと、どこかで諦めてしまっているからか
…ううん、今は気持ちを切り替えよう
だって初めての学校でできた友達の家へのお泊まり会なんやから！！
そう意気込みながらトントンの家のインターホンを押すと、すぐに扉はガチャリと開く
『こんにちは、本日はお招き頂きありがとうございます。トントン君の同級生のツェーゲルン・Aと申しま…
「なんかええ匂いがする！！」
僕の言葉を元気に遮ってきたのは、思っていた悪魔とは違う奴だった
zm「チッスA！遥々ご苦労さん〜！」
『…なぁんでシュヴァインさん家に来て最初に見る顔がボンベさんなんやろうなぁ？』
zm「あー！苗字で呼ばんでよ！意地悪！」
ヘーイヘーイ！！と僕のバシバシ肩を叩きながら、ヒョイっと僕の荷物をロープ状の尻尾で持ち上げる
匂いに言及してたこともあり、中身が気になるのだろう
zm「なあなあ！これなんの食いもんなん！？」
『だーめ、これはトントンちの家族の分、みんなの分はこっちな』
「手土産ってやつや」と付け足してゾムが取って行った袋を取り返し、別の袋をゾムの手元に置いてやる
ゾムはその袋をじっと見ながらスンスンと鼻を鳴らし、途端に笑顔になったかと思うと「やったー！食いもんやー！」と言いながらリビングの方へ走り去っていった
その背中をぼんやり眺めていると、今度は正真正銘この家の悪魔がひょっこりと顔を出す
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マジモンの名無し(プロフ) - 仮想話さん» 了解しました！ (1月24日 17時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - お立ち寄り頂きありがとうございます。全てのコメントを有り難く拝見しております。誠に勝手ではありますが、快適かつ楽しいサイト活用の為、当作品でのコメント送信は私宛のもののみに限らせて頂きたいと思います。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - ベルナールさん» ベルナールさん、コメントありがとうございます！不定期ではありますが何年か先の完結目指して更新しますので、お付き合いくださると嬉しいです。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、続編でもコメントをいただけるなんて恐縮です！寒い季節が続きますので、温かい飲み物を飲んでゆっくり過ごしますね、ありがとうございます！ (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - 蘭欄さん» 蘭欄さん、コメントありがとうございます。趣味ながらできる範囲で研鑽に励もうと思います。ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2024年1月16日 10時
