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にたぁ〜と、鋭どい牙を覗かせる彼は、先ほどまでの柔らかさとは打って変わってどこか悪どい表情をしていた
『自分は相手多いし経験豊富やろうなぁ？』
ut「え、え！？いやっそ、そうじゃなくてな！？」
『あーあー、腐れ外道、女の敵ぃ〜』
ut「そんな悪い言葉誰に教えられたん！？」
『シャオロン』
ut「あいつほんまやだ！！」
『ぷっ、あっはっは！！』
ut「もう、なんやねん…ふふっ」
いじり倒されたはずなのに、最後は一緒になって笑ってしまう
この距離感が、僕はずっと大好きだった
『やっぱりウツは笑顔がええな、最高に似合っとる』
その言葉に、その笑顔に、何度胸を躍らせればいいのだろう
『なあ、早速なんやけど今週末空けれそう？』
ut「へ？」
『ウツだけなんよ、誘えとらんかったの』
どれだけ実力に差があっても、君は僕と対等にいてくれる
それが、それに、どれだけ救われたことか
『我々師団1年全員でお泊まり会しようぜ』
あの告白の後に他の男誘ってお泊まり会かよ、とか
本当に僕とシャオロン以外にも、安心して遊べる相手ができてよかったな、とか
その中にまた僕を入れてくれるのが嬉しい、とか
思うことはたくさんあるけれど
その誘いが色気の「い」の字も無かったとしても、僕はAの行動ひとつひとつに胸を躍らせ続けてしまうのだろう
ut「それ、いつもとやってることそんな変わらんやん」
『んはは、でも僕は初めてのお泊まりやもん』
ut「ああ、僕ら以外は初めてってことね？」
『そうそう！しかもトントンち！』
ut「いや予想通り〜」
しかし、そんな日々を僕はずっと望んでいた
下手なお付き合いよりも何よりも、僕はAに嫌われなければそれでいいのかもしれない
今はそういうことにしておこう
『で？返事は？』
ut「もちろん、僕もいく」
『よっしゃ！楽しみやなぁ〜！！』
弾ける笑顔で肩を組む君が、これからも僕を隣に置いてくれるなら
僕が広げた手に向かって彼が優しく抱きついてくれるような日々がこれからも続くのなら
僕にはもう、他に何もいらないや
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マジモンの名無し(プロフ) - 仮想話さん» 了解しました！ (1月24日 17時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - お立ち寄り頂きありがとうございます。全てのコメントを有り難く拝見しております。誠に勝手ではありますが、快適かつ楽しいサイト活用の為、当作品でのコメント送信は私宛のもののみに限らせて頂きたいと思います。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - ベルナールさん» ベルナールさん、コメントありがとうございます！不定期ではありますが何年か先の完結目指して更新しますので、お付き合いくださると嬉しいです。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、続編でもコメントをいただけるなんて恐縮です！寒い季節が続きますので、温かい飲み物を飲んでゆっくり過ごしますね、ありがとうございます！ (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - 蘭欄さん» 蘭欄さん、コメントありがとうございます。趣味ながらできる範囲で研鑽に励もうと思います。ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2024年1月16日 10時
