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ut「言っとくけど、僕めっちゃモテるからな？」
僕は淫魔族の本能として、この先もモテたいという欲には抗えないだろう
その為に色々なことをするだろう、でも、そんな僕でもAが好きだと言ってくれるのなら
僕は淫魔族の本能を完全に捨て去ることができると思うのだ
『ウツが魅力的なことは知ってるよ、何年隣でいると思ってんの？』
彼の言葉は、いつだって温かくて
僕が欲しい言葉を見つけて届けてくれる
いろんな悪魔と付き合ってきたけど、そう感じるのはAだけ
『これからは僕の言動で嫌な思いしたらすぐ教えてね』
ut「そうやね、できるだけ話すように努力するわ」
『それ絶対しないやつやん』
ut「結局何もかも許せるくらい好きなんやもん」
『…よくないやろ、それは』
ut「よくなっちゃうねん、まるで魔法みたいやろ？」
彼の膝の上に寝転がって手をとって、自分の頬を擦り寄せる
彼はそれを嫌がることなく、柔らかく微笑んだ
『ふふ、なんか念子みたいやね』
ut「あかん？」
『いーや？かわいいと思うよ』
ut「…僕にそんなん言うのAくらいやで」
「シャオロンならしばいてくるわ」と言いながらスッと起き上がると、「確かに」とくつくつ笑う
その唇に、自然と目が奪われる
ut「あのさ、純粋な質問なんやけど」
『ん？なあに？』
ぽやぽやと安心しきっている彼の頬に手を添え、ゆっくりと顔を近づける
目の前で滑らかで艶かしく動く唇に、自分のそれを軽く合わせた
リップ音すら鳴らないその行為に、静寂は僕らを包んだ
きっと僕の手は震えていたのだろう、きっと僕の唇はカラカラに乾燥していたのだろう
それくらい、緊張をしたのだ
初めて童貞を卒業した時よりも、女の体に自分のモノを入れた時よりも何千何億何兆倍も
夢じゃない、ああこれは夢なんかじゃない
現実の彼の口元に、俺は初めてキスをした
ut「こういうの、嫌じゃなかった？」
彼は驚いたように大きな目をパチパチとさせて、無意識にその綺麗でしなやかな手で口元を覆う
陶器のように滑らかな健康的だけれども白い肌は、とんがった耳の先から徐々に朱色に染まっていって
その動きの一つ一つが愛らしくて、魅力的で、僕はどうにかなってしまいそうで
夢の中みたいに全力で、めちゃくちゃなキスをしてやろうかと思うほどに心臓がか殴り鳴るのを必死に抑えて口を開く
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マジモンの名無し(プロフ) - 仮想話さん» 了解しました！ (1月24日 17時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - お立ち寄り頂きありがとうございます。全てのコメントを有り難く拝見しております。誠に勝手ではありますが、快適かつ楽しいサイト活用の為、当作品でのコメント送信は私宛のもののみに限らせて頂きたいと思います。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - ベルナールさん» ベルナールさん、コメントありがとうございます！不定期ではありますが何年か先の完結目指して更新しますので、お付き合いくださると嬉しいです。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、続編でもコメントをいただけるなんて恐縮です！寒い季節が続きますので、温かい飲み物を飲んでゆっくり過ごしますね、ありがとうございます！ (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - 蘭欄さん» 蘭欄さん、コメントありがとうございます。趣味ながらできる範囲で研鑽に励もうと思います。ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2024年1月16日 10時
