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この帽子を拾ったのはきっと運命だ！
僕はあの女を飼い殺し自分のステータスにするために出会ったのだ！
…とまあ、悪魔たるもの強欲に。溢れ出た欲望を為すべく、僕はひとまず彼女を観察することにした。
背丈は僕と同じくらい。身につけているものは高価そうだし、しゃなりとした立ち振る舞いと器量の良さが鼻につかない。
よろしおすポイントの加算が止まらない。間違いなく良い女だ。
もちろん、この惨状で出会っていなければ、だが。
彼女は襲って来たのだろう相手とのやり取りを終えると、踵を返してどこかへと駆けて行った。
よく見ると血塗れの大人が倒れていたが、そんなことは当時の僕にはどうでも良かった。
後ろをこっそりとつけて行くと、彼女がたどり着いたのはとある「公園」だった。
ut「こうえん？…あ。」
そういえば別の
新たなカモにうつつを抜かしてして忘れていたが、この公園にはヤバい悪魔がいる。
まずい！その悪魔とあの悪魔がぶつかったら、尚更声をかけるタイミングがなくなってしまう！
帽子をぎゅっと掴んだまま彼女の背を慌てて追いかけて、例の公園に滑り込んだ頃には…すでに遅かった。
「見ない顔やな…誰や、お前」
見た目で一瞬わからなかったが、声からして…隣町の【トイフェル・シャオロン】だろうか？
他人を怒らせて強くなる能力持ちの、目立ちたがりイタズラ好きのはた迷惑な奴としてここらへんでは有名な奴。
しかも、今日は一段と魔力を吸っているようで、禍々しいオーラのようなものまで見える。正直ほんと近寄りたくない。
sha「…女が俺に何の用や？」
しかも、残念ながら彼は…すこぶる機嫌が悪いようだ
この顔で睨まれたらそりゃ逃げ出しちゃうって！
だからと言って僕を頼るのはお門違いなんやけどな！
べそをかいていた
さすがにあんな顔に睨まれちゃ、可愛く泣き出してしまっとるかもなぁ
そしたらそのタイミングで僕がばちこりとオトしてやってぇ〜
『いえ、貴方に用はありません』
変わらぬ無表情のまま彼を真っ直ぐに見つめ、凛とした声で言い放つ彼女に僕の口はあんぐりと開く。
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マジモンの名無し(プロフ) - 仮想話さん» 了解しました！ (1月24日 17時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - お立ち寄り頂きありがとうございます。全てのコメントを有り難く拝見しております。誠に勝手ではありますが、快適かつ楽しいサイト活用の為、当作品でのコメント送信は私宛のもののみに限らせて頂きたいと思います。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - ベルナールさん» ベルナールさん、コメントありがとうございます！不定期ではありますが何年か先の完結目指して更新しますので、お付き合いくださると嬉しいです。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、続編でもコメントをいただけるなんて恐縮です！寒い季節が続きますので、温かい飲み物を飲んでゆっくり過ごしますね、ありがとうございます！ (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - 蘭欄さん» 蘭欄さん、コメントありがとうございます。趣味ながらできる範囲で研鑽に励もうと思います。ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2024年1月16日 10時
