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それはとても喜ばしいことだけど、俺はシャオロンと大先生とA、3人の【オトモダチ】としてこの先関わっていくからには
もし友情が壊れてしまっても確かめたいことがあった
tn「俺が気がかりなんは、Aの気持ちや」
流石に横で見ていればわかる、幼馴染みという3人がどれだけの絆で結ばれているのかくらい
そしてAがいる時といないときでは、2人の周りに対する警戒心が段違いであることを
Aを守るように、離れないように、奪われることがないように
特にシャオロンは立つ位置さえもすぐにAの隣にいたがるから
tn「束縛まがいの事するなら、まずは正直な理由と気持ち伝えてからじゃないんか？」
「束縛…？」と俺の言葉を繰り返すシャオロンはしっくりきていないようだった
けれど、大先生は少しだけ俯いて気まずそうにこちらを見る
tn「大先生は素直に全部伝えられたんやな、良かったな」
ut「うん…ちょっとスッキリしとる」
胸に手を当ててはにかむ大先生、彼が先ほどの好きな悪魔の例に挙げたのは、想い人たるAだったのだろう
その答えに対してAはわかりやすく照れていたし、大先生はその顔を見て微笑んでいた
少し前はずっと苦しそうだったからこそ、大先生から自然な笑顔が見られたことが嬉しい
ut「Aが笑顔で僕の隣にいてくれる。そんな普段のことが、当たり前のことが、ほんまは当たり前じゃないってことに気づいてん」
ut「だから今は後ろめたいこともなく、前みたいに自然な気持ちで隣に居られる」
ut「正直、前より今の方が幸せやな」
そう答えたウツを、シャオロンは不思議そうな顔で見ていた
まるで「今までは幸せではなかったのか」と問いかける様に眉を顰めて
そんな対照的な2人を見た後で咳払いを一つする
tn「ちょっとした噂話を思い出したんよ、子供の頃の噂話なんやけど」
ut「…うん」
tn「ものすごく可愛い悪魔と同い年くらいのSD2人の噂、って知っとる？」
シャオロンに向いてそう尋ねると、彼は特に反応することなく俺の話をじっと待つ
大先生は気まずそうにして、同じように黙り込んだ
tn「その子を好きになった奴らが気持ちを抑えきれなくなって行動がエスカレートして、何人も悪童の園に送られたらしいねんな」
俺には興味がなかった噂話だが、彼らを見てふと思い出した
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マジモンの名無し(プロフ) - 仮想話さん» 了解しました！ (1月24日 17時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - お立ち寄り頂きありがとうございます。全てのコメントを有り難く拝見しております。誠に勝手ではありますが、快適かつ楽しいサイト活用の為、当作品でのコメント送信は私宛のもののみに限らせて頂きたいと思います。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - ベルナールさん» ベルナールさん、コメントありがとうございます！不定期ではありますが何年か先の完結目指して更新しますので、お付き合いくださると嬉しいです。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、続編でもコメントをいただけるなんて恐縮です！寒い季節が続きますので、温かい飲み物を飲んでゆっくり過ごしますね、ありがとうございます！ (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - 蘭欄さん» 蘭欄さん、コメントありがとうございます。趣味ながらできる範囲で研鑽に励もうと思います。ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2024年1月16日 10時
