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sha「…へぇ？それで？めでたく付き合うことになったわけ？」
ut「ううん。自分の思いとやってきたこと吐き出して、許されて受け入れて貰っただけやから…告白とはいえんかもしれんけど」
そう言って、大先生はAの方を見る
その横顔は、誰から見ても恋する悪魔でしかなくて
教室であんなに女誑しクソクズ野郎エピソードがポンポン出てくる男と同一人物とはとても思えないくらい、慈愛に溢れた瞳をしていた
ut「それでも、僕にとっては
大先生の爽やかな笑顔にあからさまにほっとしたような顔をしたシャオロンは、俺の視線に気づくとなんてことないといった顔で続ける
sha「俺はAもウツも好きやけど…この先も変わらずお互いが1番でいたいと思ってる」
sha「もし2人の関係が変わっても、俺は変わらへんよ」
さらりとAの髪を撫でるその手つきは、割れものを扱うよりも優しい
けれど、その言葉はどこか自分に言い聞かせているようにも感じる
sha「…てか、なんでこんなこと聞くん？」
tn「…まあ、気になったからってだけやけど」
sha「Aのことが？」
先程までと打って変わったドスの利いたような声に対し驚き、「え」と溢れた声が裏返る
Aを見つめていた慈愛に満ちた瞳は、俺に向けられた瞬間鋭く、険しく歪められ、敵意を剥き出しにしていた
たった一瞬の変わりように気圧されて、俺は一歩後ずさる
sha「もしトントンがAのことを好きなら、俺からAを引き離すって言うんやったら」
sha「俺らはAの言う…仲良しこよしの【オトモダチ】ではおれんくなるかもしれへんよ」
ut「…、シャオちゃん」
大先生が落ち着いた声でシャオロンの肩を優しく掴む
「わかっとる」と深呼吸をしたシャオロンの顔からは、敵意は抜け落ち、冷静さが戻っていた
sha「けど、トントンはそういう輩ちゃうやろ？」
tn「…え？」
sha「お前がAに恋愛感情を抱いてないってことは流石にわかるわ」
その言葉だけで、今までAに惚れた多くの悪魔がいたことと、その美しさに充てられた悪魔が溢れかえっていたこととを同時に理解する
sha「トントンは一体何が気がかりなん？」
彼のまん丸な瞳が、俺をしっかりと捉える
きっと彼ら3人が気付かないうちに、俺やゾムに心を開いてくれているのだろう
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マジモンの名無し(プロフ) - 仮想話さん» 了解しました！ (1月24日 17時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - お立ち寄り頂きありがとうございます。全てのコメントを有り難く拝見しております。誠に勝手ではありますが、快適かつ楽しいサイト活用の為、当作品でのコメント送信は私宛のもののみに限らせて頂きたいと思います。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - ベルナールさん» ベルナールさん、コメントありがとうございます！不定期ではありますが何年か先の完結目指して更新しますので、お付き合いくださると嬉しいです。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、続編でもコメントをいただけるなんて恐縮です！寒い季節が続きますので、温かい飲み物を飲んでゆっくり過ごしますね、ありがとうございます！ (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - 蘭欄さん» 蘭欄さん、コメントありがとうございます。趣味ながらできる範囲で研鑽に励もうと思います。ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2024年1月16日 10時
