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tn「いらっしゃいA、遠慮せずあがってや」
『ありがとうトントン、はいこれトントンちの家族へ』
tn「お、わざわざすまんなぁ」
「ええのにこんなん」と言いながらも嬉しそうに箱を眺めて頬を緩ませるトントンに手土産を渡し、彼に案内されながら広い廊下を進む
ちら、と立てかけてある家族写真を横目で見た
笑顔の家族に囲まれた幼いトントンが、やけに幸せそうに見えた
トントンがリビングの扉を開けると、聞き慣れた声とゲームの音が部屋に響いていた
彼らはトントンの後に続いて入ってきた僕に気付いたのか、すぐに「おお！」と歓声が上がる
sha「Aいらっしゃーい！一緒に行くの断った理由って、これ買ってたから？」
zm「ぽいで！！」
『あーあーもう自分のもんみたいにトントン家使って…』
「トントンの家族が見たらどう言い訳すんねん」とごちゃごちゃと散乱する食べかけのスナックや、放り出されたカードゲームを整頓しようと手を伸ばす
区切りがついたのだろう、コントローラーを机に置いたシャオロンがこちらを見て「あれ、聞いてへん？」と目を細めて首を傾げた
sha「トントンの家族は旅行中。俺ら以外誰もおらんよ」
『は？マジ？』
tn「おう…あれ、それ言っとらんかったかっけ？」
sha「俺も伝え忘れとった」
zm「だから今日はブレーコーってやつやで！！」
「やったなぁ！」と両手を上げて喜ぶゾムを横目にちらりとトントンの方を見ると「すまんかったな」と少しバツが悪そうに頬をぽりぽりと掻いている
どうやら本当にご家族の方はいないらしい
『…さあトントン！早うゲームしようや！！ゲームもコントローラーもなんやかし持ってきたで！！』
tn「変わり身が早いもう物凄く早い」
『トントンがやりたいって言ってたの持ってきたのに？』
tn「よっしゃ、ほな早いとこ設置させてもらおか」
「そーだそーだ！」「待ちくたびれたぞ〜」なんて横から飛んでくるヤジを聞き流しながら、家主のトントンにゲーム機を渡して準備をお願いする
sha「はいはい狭いところやけどゆっくりしてけよ」
tn「いやワイの家なんですけどねここ」
zm「これ美味しいな！もっとないんか！？」
『わ〜大食い番組見てる気分〜お菓子の減り早ぇ〜』
「みんなの分残りそ？」と両手を手土産に突っ込むゾムに聞けば、ブンブンと首を横に振りながら更に頬を膨らませていく
そんな素直なことあるんかよ、もう少し悪びれてくれてもいいのだが
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マジモンの名無し(プロフ) - 仮想話さん» 了解しました！ (1月24日 17時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - お立ち寄り頂きありがとうございます。全てのコメントを有り難く拝見しております。誠に勝手ではありますが、快適かつ楽しいサイト活用の為、当作品でのコメント送信は私宛のもののみに限らせて頂きたいと思います。ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - ベルナールさん» ベルナールさん、コメントありがとうございます！不定期ではありますが何年か先の完結目指して更新しますので、お付き合いくださると嬉しいです。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、続編でもコメントをいただけるなんて恐縮です！寒い季節が続きますので、温かい飲み物を飲んでゆっくり過ごしますね、ありがとうございます！ (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - 蘭欄さん» 蘭欄さん、コメントありがとうございます。趣味ながらできる範囲で研鑽に励もうと思います。ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2024年1月16日 10時
