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『特に名前は…両親から頂いた大切な物ですので』
Karuego「…悪かった、そう構えないでくれ。確かに、今回の件には関係のない話だったようだ」
くしゃり、ときっちり整えられていた髪を少し崩しながら「本題に入ろう」とカルエゴ先生は小さくため息をつく
Karuego「貴様の
…なんだ、そんなことで呼び出されたのかよ
全身から空気が抜けていくような、緊張感が一気に解かれていくような感覚の中で、僕は我慢できずに大きくため息をついた
Karuego「…おい、あからさまにやる気を無くすな」
『いや、要らないなぁ〜なんて思ってませんよ、位階昇級試験でもないですし？』
Karuego「顔に出過ぎだ、そして昇給は試験に限らず行っていいと理事長から許可もでている」
『余計なお世話ってこういうことかなと感じています』
Karuego「…現当主と違って学生らしいな、貴様は」
その言葉にピクリ、と自分の耳が動く
お婆様のことを知っているのか、この先生
『あの
Karuego「あ"ーもう煩い奴だな！
シャツの胸元に隠すように留めていた位階バッジを僕から取りあげようとして詰め寄るカルエゴ先生に「やめてください〜！」と逃げまくる
Karuego「いい加減にせんか貴様…！」
青筋を立てながら距離を詰める先生に対して、僕は…以前からの疑問を口に出した
『…どうして皆、そんなに
魔界中どこに行っても、重要視されるのは位階
アミィ先輩と会った後だと更に、位階制度に対して疑問を抱いてしまう
『地位も権力も名声も、僕は…特段欲しいと思いません』
生まれも、立場も、色んなものが普通とは少し違った生まれだった
けれど、その違いを嬉しいと思ったことはほとんどなかった
そんな中でもオトモダチのみんなは、位階とことでいじってきたり、変に期待をかけたりしてこない
皆が【
数字で縛られるのならば、皆と一緒がいい
Karuego「貴様の我儘を私が聞き入れる必要はないだろう」
スッと手を伸ばして、早く位階バッジを出せと急かす先生の手の上に、渋々自分のバッジを乗せる
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仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、コメントありがとうございます。新しい扉を開くお手伝いができるなんて恐縮です。夢主くんはあまり好かれるタイプではないと考えていたので、そのようなお言葉を頂けて本当に嬉しいです。彼を好きだと言ってくださりありがとうございます。 (1月24日 3時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - アゲハさん» アゲハさん、コメントありがとうございます。好き勝手に書いているので、このような温かいお言葉を頂けるととても嬉しいです。懲りずに続きを考える励みになります。本当にありがとうございます。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - 長文失礼しました。 (1月14日 17時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - コメント失礼します なんかもうですね、全てのお話素晴らしいです毎度心臓がバクバクしておりますキャラとの関係性や絡みが尊きなんか新しい扉が開きましたわありがとうございます夢主くんが好きすぎる 目次のイラスト？表紙がとても上手です好きこれからも応援してます (1月14日 17時) (レス) @page39 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - もっと評価されて良いくらいに面白かったです！世界観に主人公がマッチしていて、リスペクトや愛を感じました。場面の動かし方や感情の書き方がとても上手で読みやすかったです。イラストも凄く上手ですね！続き楽しみにしてます！ (11月8日 23時) (レス) @page39 id: 4a8155e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2022年12月14日 23時
