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今さっきまで誰よりも光り輝いていた子が、頬を染めて湯気を吹き出す瞬間に対してゾクゾクとした感覚が背中を走し抜ける
ああ、本当に私のこと好きなんだなって
かわいらしくて、キラキラで、愛おしくて、仕方なくなって
Kuromu「ねえ、あの…」
『ひゃ、ひゃいっ！！』
Kuromu「良ければ貴方のお名前を教えてくれませんか？」
『…え、あの、特に名乗れるものでも、なく』
Kuromu「じゃあ！私が名付けます！アクドルとしての貴方のもう一つの名前！」
『え、えっ！？あの、くろむちゃ』
がしっと両手を包み込むように握って、ぐっとキラキラ瞳を覗き込むように踵を浮かせて背伸びする
Kuromu「【
ワタシは自分の話に夢中で、その時の彼女の顔は見ていても、表情の機微なんて微塵も見えてなくて
Kuromu「貴方のその力を、その姿を、溢れる魅力を全て晒した暁には！このアクドル界に大きな波紋を呼ぶはずです！」
『あ、の、どうして、なま、え』
Kuromu「アクドル界の【新星】に！貴方は成れる力がある！」
Kuromn「私と一緒にアクドルの道を進んでみませんか！？」
そう差し伸べた先にあった彼女の顔が酷く暗いことに、私は気づけなかった
『さすがにアクドルは難しいかと、学生の身…ですし』
Kuromu「あら！私も学生よ？」
『それはもちろん！ぞ、存じ上げております、が…』
私に掴まれたままの手を払いのけることができず、顔を横に背けることで私から必死に目を逸らそうとする
そんな彼女の視線を必死で追って、無理やりに視線を合わせる私が彼女の目にどう映っていたのか
そこまで考えられるほど、アクドルの原石を見つけたアクドルオタクの私は冷静にはいられなかった
Kuromu「音楽もさることながら、貴方の歌声も、顔も、表情も、パフォーマンスも！ずっと隠れたまま終わらせるには勿体無いわ！」
『い、いや、ぼく』
Kuromu「貴方がいれば！アクドルはさらに飛躍する！だから、私の手を取ってくれませんか？今すぐとは言いませんから！」
私は強欲の歌姫、欲しいものは全てを使って手に入れる
そう思っちゃう、性なのだもの
Kuromn「…ぜひ考えておいてくださいね」
口を半開きにして目を見開く彼女を前にして、私は彼女の頬から手を離した
ギャリーに対する気持ちとはまた別の胸の高鳴りに酔いしれていた
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仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、コメントありがとうございます。新しい扉を開くお手伝いができるなんて恐縮です。夢主くんはあまり好かれるタイプではないと考えていたので、そのようなお言葉を頂けて本当に嬉しいです。彼を好きだと言ってくださりありがとうございます。 (1月24日 3時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - アゲハさん» アゲハさん、コメントありがとうございます。好き勝手に書いているので、このような温かいお言葉を頂けるととても嬉しいです。懲りずに続きを考える励みになります。本当にありがとうございます。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - 長文失礼しました。 (1月14日 17時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - コメント失礼します なんかもうですね、全てのお話素晴らしいです毎度心臓がバクバクしておりますキャラとの関係性や絡みが尊きなんか新しい扉が開きましたわありがとうございます夢主くんが好きすぎる 目次のイラスト？表紙がとても上手です好きこれからも応援してます (1月14日 17時) (レス) @page39 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - もっと評価されて良いくらいに面白かったです！世界観に主人公がマッチしていて、リスペクトや愛を感じました。場面の動かし方や感情の書き方がとても上手で読みやすかったです。イラストも凄く上手ですね！続き楽しみにしてます！ (11月8日 23時) (レス) @page39 id: 4a8155e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2022年12月14日 23時
