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スワイプして、更新し直して、またスワイプして
スポン、と間抜けな音が鳴るたびに増えるツイートたちに目を滑らしながら、テレビとス魔ホを交互に見る
テレビではんなにも騒がれていることは露知らないAたちがパフォーマンスを続けていた
「い、いえーいっ！」
「きゃあ！！ハイタッチしてもらえちゃった！」
「炎キレ〜！」
「あ、熱いから触れようとしてはいけな…ダメだぞっ！」
「ほらほら一緒にぃ〜ポコポコポンポンッ！」
「あはは！叩くのはええ〜」
「じゃあもういっかい！リズムを良ぉおく聞いてね！」
青、桃、緑のアクドルが騒ぐ後ろで、銀髪のアクドルAは薄く微笑んで演奏と歌に徹するのみだ
観客と触れ合うことなくプロのように真摯に楽器に向き合う彼も、嫌っていたフリフリの服に身を包みながらも薄く微笑む彼も、僕は知らない、知らない…！
ut「は、はは…！ははは！」
全然面白くないのに口から無意識に漏れるのはから笑い
脳の中身がぐちゃぐちゃに混ざられてる感覚が気持ち悪い
だれか、悪い夢やって、言うてくれ…！
そう願いながらテレビとス魔ホに齧り付いていた僕は気が付かなかった
sha「ただいまぁ、ステージ始まったぁ？」
シャオロンが帰ってきた
それも気づかないくらい集中していたス魔ホを滑り落としながら、慌ててテレビからドアの方を見た時にはもう遅かった
ut「ぁ、シャオ、ちゃ」
シャオロンは僕なんかを視界に入れることもなく、ただ大きな瞳を更に見開いて、テレビの四角い画面を凝視していた
ドサッと彼の手元から落ちた荷物の音が、テレビから流れる賑やかで綺麗な演奏と歌をかき消して、2人きりの部屋に静寂をもたらす
sha「………………………………A？」
数秒、数十秒…否、その沈黙は数分にも感じた
お互い固まったまま、視線はそれぞれ別のところに向いていた
僕はヨタヨタとおぼつかぬ足で藁を掴むようにテレビへ歩み寄るシャオロンを見ていて
そのシャオロンはテレビに、いや、テレビの中のAに視線を奪われていた
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仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、コメントありがとうございます。新しい扉を開くお手伝いができるなんて恐縮です。夢主くんはあまり好かれるタイプではないと考えていたので、そのようなお言葉を頂けて本当に嬉しいです。彼を好きだと言ってくださりありがとうございます。 (1月24日 3時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - アゲハさん» アゲハさん、コメントありがとうございます。好き勝手に書いているので、このような温かいお言葉を頂けるととても嬉しいです。懲りずに続きを考える励みになります。本当にありがとうございます。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - 長文失礼しました。 (1月14日 17時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - コメント失礼します なんかもうですね、全てのお話素晴らしいです毎度心臓がバクバクしておりますキャラとの関係性や絡みが尊きなんか新しい扉が開きましたわありがとうございます夢主くんが好きすぎる 目次のイラスト？表紙がとても上手です好きこれからも応援してます (1月14日 17時) (レス) @page39 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - もっと評価されて良いくらいに面白かったです！世界観に主人公がマッチしていて、リスペクトや愛を感じました。場面の動かし方や感情の書き方がとても上手で読みやすかったです。イラストも凄く上手ですね！続き楽しみにしてます！ (11月8日 23時) (レス) @page39 id: 4a8155e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2022年12月14日 23時
