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シャオロンはくろむちゃんが好きなわけではない
Aがライブの時に1人だと感想言う相手がおらんから寂しいやろ？という理由で隣で見ているだけである…いやそれは僕もやねんけど
でも今回はあのイルマ君たちと見に行ってるわけやし、僕らはお払い箱だろう
sha「あの
ut「え？ああ、うん」
sha「やから今日はその人気を徹底解明したんねん！」
メラメラと燃える瞳で拳を作る彼を横目に僕はため息をついた
どうせ後からAの話に付き合って一緒にいる時間を作るためにライブを見るのだろう、それが無意識だとしても健気なことである
…なんや、まさかシャオロンから時々あざとい感じが出てるのはくろむちゃん見て研究しとんのが原因なんか！？
侮れねぇなシャオロン…まあ僕がくろむちゃんを真似したところで事故が起こるだけなんやけども
ut「…というか、僕これから服買いに行こうと思ってたんやけど」
sha「パジャマのままのやつが何言うとんねん」
言い訳をして追い出そうとした僕に対してそう吐き捨てると「どかっ」とソファの隣に大袈裟に座ってきた
しかも僕が中央付近にいたのに、わざわざ尻尾で僕を押し退けるようにして、だ
ut「あっ押さないでよシャオちゃんっ！」
sha「買いもんなら明日一緒に着いてったるから、今日は俺の用事に付き合えって」
ut「…なにが楽しくてお前と2人で買いもんなんて」
そう言っても彼はソファーの上から動く気配は無いのだろう、長年の付き合いだからそれくらいはわかる
僕は諦めてため息を一つついてから立ち上がり、キッチンにある冷蔵庫の扉を開いた
ut「何飲むの？」
sha「午後の魔茶〜」
ut「あらヤダッ！まだ午前よシャオちゃんっ！」
そんな小言を言い合いながらも、飲み物とお菓子を引っ張り出してきた僕らは、テレビの電源を入れライブの映像を流し始める
ポップなミュージックと愛らしい歌声
熱狂する観客たちとその視線をかっさらう、なによりあのAが熱を入れる悪魔、くろむちゃん
彼女は贔屓目なしにかわいい女だとは思う
けれど、僕は彼女が気に食わない
それは見た目がいいからというわけではなくて、ましてや女の幻想まじりの自己陶酔にも聞こえるような歌詞を歌っているからでもなくて
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仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、コメントありがとうございます。新しい扉を開くお手伝いができるなんて恐縮です。夢主くんはあまり好かれるタイプではないと考えていたので、そのようなお言葉を頂けて本当に嬉しいです。彼を好きだと言ってくださりありがとうございます。 (1月24日 3時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - アゲハさん» アゲハさん、コメントありがとうございます。好き勝手に書いているので、このような温かいお言葉を頂けるととても嬉しいです。懲りずに続きを考える励みになります。本当にありがとうございます。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - 長文失礼しました。 (1月14日 17時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - コメント失礼します なんかもうですね、全てのお話素晴らしいです毎度心臓がバクバクしておりますキャラとの関係性や絡みが尊きなんか新しい扉が開きましたわありがとうございます夢主くんが好きすぎる 目次のイラスト？表紙がとても上手です好きこれからも応援してます (1月14日 17時) (レス) @page39 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - もっと評価されて良いくらいに面白かったです！世界観に主人公がマッチしていて、リスペクトや愛を感じました。場面の動かし方や感情の書き方がとても上手で読みやすかったです。イラストも凄く上手ですね！続き楽しみにしてます！ (11月8日 23時) (レス) @page39 id: 4a8155e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2022年12月14日 23時
