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小さくそう付け足してから、すうっと肺に息を溜める
くろむちゃんのステージの熱量を思い出しながらも、他のスタッフさんたちの迷惑にならないように、僕は小声でこっそり歌いはじめた
オルゴール調の落ち着いた音程を意識して、抱えた2人の耳に届くように、あやすように
そういえば、シャオロンとウツにもこうして子守唄を歌ったこともあったっけ？
…なんて、そんな懐かしさに浸りながらも、キミの小悪魔黙示録のサビを歌い終わった僕と彼らの間にはしばしの沈黙が訪れた
『…さすがに無言は、恥ずかしいんやけど』
そう言い終わるか否か、2人は勢いよくぐるんッと僕に顔を向けて、キラキラと瞳を光らせながら口々に話しだす
Culara「すごい！！ツェーたんの歌きれ〜！！」
Azu「…や、やるのでは、ないか？」
『そんな手放しに褒めろとは…まあ、ありがとう』
気恥ずかしさに耐えかねて顔を隠しながらそう言うと、クララは楽しそうに「もういっかい！」コールしてくる
くっそ、早くイルマ帰ってこい〜僕はもう持たへんぞ…！
羞恥に晒されながらもスッと顔を上げると、すぐそこにイルマと見知らぬ悪魔が揃って立っていた
Azu「イルマ様！」
『おせーよイルマ』
Clara「おかえりイルマち！いまねツェーたんがね！」
一斉にイルマに話しかけるも彼は驚いたように隣を見るばかりで
ズンズンとヒールを鳴らしながら近づいてくるのは、スーツに身を包んだイルマの隣に立っていた女悪魔だった
カツカツと焦るように鳴らす靴は何故か僕の目の前で止まる
なぜか感じる圧力に耐えかねて僕は身をそらす
「ねえ！あなた！！」
目の前で腰を折り曲げられ、ずいっと顔を近づけられる
え？なんで僕に話しかけてくるんや？
僕が反射的にその悪魔との距離を取ろうとするより前に、その悪魔は手を組んで廊下に響く大声で叫んだ
「アクドルとしてあのステージに立ってちょうだい！！」
『……はぁ？』
突然のことに僕がフリーズしてしまうと、隣にいたクララとアズが自然に間に入ってくれた
Azu「イルマ様？こちらの方は？」
Clara「なにがどーなってるのー！？」
Iruma「それがね！実は……」
イルマと、くろむちゃんのマネージャーだと言うマルさんの2人から話を簡単にまとめると「くろむちゃんがイルマと話している途中で熱を上げて倒れてしまい、ステージ継続が困難」ということだった
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仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、コメントありがとうございます。新しい扉を開くお手伝いができるなんて恐縮です。夢主くんはあまり好かれるタイプではないと考えていたので、そのようなお言葉を頂けて本当に嬉しいです。彼を好きだと言ってくださりありがとうございます。 (1月24日 3時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - アゲハさん» アゲハさん、コメントありがとうございます。好き勝手に書いているので、このような温かいお言葉を頂けるととても嬉しいです。懲りずに続きを考える励みになります。本当にありがとうございます。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - 長文失礼しました。 (1月14日 17時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - コメント失礼します なんかもうですね、全てのお話素晴らしいです毎度心臓がバクバクしておりますキャラとの関係性や絡みが尊きなんか新しい扉が開きましたわありがとうございます夢主くんが好きすぎる 目次のイラスト？表紙がとても上手です好きこれからも応援してます (1月14日 17時) (レス) @page39 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - もっと評価されて良いくらいに面白かったです！世界観に主人公がマッチしていて、リスペクトや愛を感じました。場面の動かし方や感情の書き方がとても上手で読みやすかったです。イラストも凄く上手ですね！続き楽しみにしてます！ (11月8日 23時) (レス) @page39 id: 4a8155e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2022年12月14日 23時
