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「無理？させてごめんね」と続けるイルマに何度か頷いて返事をする
未だ僕が喜びのまま歯を食い締めているからだろうか、アズはまだ心配そうにこちらをみていた
『う"ん…でも国宝貰った上に魔界遺産なんて…これ以上の施しを受けるわけには…！！』
Iruma「なんか、すごいこと言ってるけど…」
Azu「アホは放っておいて、ささ、行ってくださいイルマ様」
『終わったら過去ライブの映像貸すからな！！』
Iruma「あ、あはは〜ありがと〜」
そうして数分前に入間を見送ったはずだった…だったのに！
『なんで僕らも楽屋裏で待機なんや！？』
こんな、こんなとこ連れてこられてしまったらオタクがどうなるか知らないんですかスタッフさん！
何も考えられずショートするしかなくなるんですよ！壊れるわ！何もかも！
『ねぇアズ…ねぇ…なんでなのかなぁアズぅ…』
Azu「…今日の貴様は少しだけかわいげを感じるぞ」
『は？いつも可愛いの間違いだろ？』
Azu「前言撤回だ！！」
「しかもピンピンしておるではないか！」とプリプリ怒るアズ
しかしよく見ると彼もソワソワしているようで
そりゃ楽屋裏なんて緊張しないわけないよなぁと思ったけれど、小声で「イルマ様」を繰り返す彼をみて僕と緊張している理由が違うことを察して手を引っ込めた
そんな僕らに気づかず暇そうにしていたクララが「あ！」と何かを思いついたように声を上げた
Clara「ねぇツェーたん、キラキラ〜ってやってみて？」
『…キラキラ？くろむちゃんの真似してみてってこと？』
Clara「うんっ！」
『なんで僕が…』
Clara「私が見たいから！」
キラキラと大きな瞳を輝かせて、期待を込めて見つめられる
はやくはやく〜と急かされているようでなんだかむず痒い
『アズもなんか言ってよ…』
Azu「…よければ私も見てみたい」
Clara「ほらほら！アズアズだってこう言ってるんだから〜！」
『あのなぁ、ここでそんな事したら迷惑以外の何もんでもなくなるやろ？』
そう言い聞かせても「見たい見たい〜！！」と大声を上げるクララと、制止せず期待の目でこちらを見るアズに言葉がつまる
このままでは通りすがりのスタッフさんたちにも気を遣わせてしまうだろう
…仕方ない、すぐ終わらせたらいいか
小さく溜息を吐いた僕は2人の間に割り入るように座って、そっと肩に手を回し、彼らの頭を僕の方へと引き寄せる
『…特別サービスやからな』
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仮想話(プロフ) - マジモンの名無しさん» マジモンの名無しさん、コメントありがとうございます。新しい扉を開くお手伝いができるなんて恐縮です。夢主くんはあまり好かれるタイプではないと考えていたので、そのようなお言葉を頂けて本当に嬉しいです。彼を好きだと言ってくださりありがとうございます。 (1月24日 3時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
仮想話(プロフ) - アゲハさん» アゲハさん、コメントありがとうございます。好き勝手に書いているので、このような温かいお言葉を頂けるととても嬉しいです。懲りずに続きを考える励みになります。本当にありがとうございます。 (1月24日 3時) (レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - 長文失礼しました。 (1月14日 17時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - コメント失礼します なんかもうですね、全てのお話素晴らしいです毎度心臓がバクバクしておりますキャラとの関係性や絡みが尊きなんか新しい扉が開きましたわありがとうございます夢主くんが好きすぎる 目次のイラスト？表紙がとても上手です好きこれからも応援してます (1月14日 17時) (レス) @page39 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - もっと評価されて良いくらいに面白かったです！世界観に主人公がマッチしていて、リスペクトや愛を感じました。場面の動かし方や感情の書き方がとても上手で読みやすかったです。イラストも凄く上手ですね！続き楽しみにしてます！ (11月8日 23時) (レス) @page39 id: 4a8155e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2022年12月14日 23時
