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zm「A！A！！なあなあ！ハナビ凄かったでっ！！」
『そやろそやろ〜？ありがとうなゾム〜！』
zm「あんな爆弾！オレ初めて見た！！」
『あ、あー？爆弾、うーん…爆弾、かなぁ？』
似たような原理ではあるのかも？と首を傾げながら笑うA
ゾムに対しても、そんなに柔らかく笑うようになったんやなぁ…と、回らない思考のせいか目を逸らすことさえできない
tn「てか魔具研は？式典はええんか？」
『ん、自分の分終わったしサボりよサボり』
zm「うわ〜あかんでそんなん」
『まさかゾムに言われると思わんかった』
「プギ、プギィ」
『え、ちょ、もしかしてトンちゃん説教してくれとる？』
tn「「式典は大切だ」って言われとるな」
『それまずご主人たちに言ってあげてや〜』
「ええんよ仮病の連絡入れたから」と悪戯っぽく笑うAに対して、ゾムは「悪い奴やでぇ」といいながら長い尻尾でペシペシと背を叩く
…いつの間にあんなに距離が近くなっていたんだろう、と
僕は彼らを見るたびに、そう思わない日がない
いや、そう思い続けてる、更新され続けてるのだ
嫉妬心も、罪悪感も、モヤモヤとする全てを
ci「Aさん、その、あの、昨日は…」
『あー…ガオナァ先輩、昨日はありがとうございました』
ci「…え？」
『僕には足りないものがまだまだ多いですが、これからもよろしくお願いします、ガオナァ先輩』
ci「…っ！やっぱりAさんは優しいですね！」
嬉しそうに両手を広げてAに抱きつこうとするチーノを見て、焦燥感は一気に増す
けれど、Aは身を交わして手をバッテンに交差して笑った
『あ、近いです、やめてください』
ci「なんで！？いま抱きつく流れやったやん！」
syp「まだそこまで心許してないってよ」
どっと起こる笑いとチーノの嘘泣き
ノリの範囲であるやり取りだとわかっていても、A自身がチーノの抱擁を拒絶したことに…酷く安堵した
sha「はい、ストップストーップ」
シャオロンがAにバックハグをしてチーノから引き離す
あの2人は、僕と違っていつまでも時が止まったままに見える
羨ましいな、ああ、僕もあの関係のままで踏みとどまれていたら、あるいは…なんて
ci「なんで僕はあかんのですかぁ〜」
syp「今まで何を見ていたんですかチノさん」
sha「そんな流れはいつになってもないからな」
『シャオロンくるし〜』
sha「はは、嬉しいくせによ〜？」
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作者名：仮想話 | 作成日時：2022年8月22日 0時
