47.確信を突き立てる�ぁ�??】 ページ47
肩を竦める隣人はもう、まるで何も通さない最上級の硬度に達していた
でも！いや！と吠える俺を見て、また貼り付けの困ったような仕草をとる
『…仕方がないから、大切な---の名前のこと教えてあげるね』
その言葉を聞いて怯んだ俺の頭をがっつりと掴んで、小さくても通るその声を俺の耳元で響かせた
『大切な---の名前は死んだ。
殺されたの、もういないの、私じゃない。
わたしは…Aやって何回も言っとるやろ』
微笑んだままの隣人の瞳は、いつのまにか完全に感情が消えていた
暗くハイライトを照らさないその瞳を見るのが怖かった
だけど、それよりも気になる言葉に引っかかって俺はまた隣人に詰め寄る
zm「…は？なんやそれ！死んだ？殺された？どういう事やねん！」
先程まで俺の頭を掴んでいた両手をパッパと叩いて隣人は続ける
『ゾム君には関係ない話だよ
…あ、でもごめん、今日は帰るね。誘うならまた日を開けて誘ってよ』
立ち上がって帰ろうとする隣人の手を思いっきり掴んで叫ぶ
zm「えっあ、おい！Aねぇ…いや大切な---の名前…！！」
『邪魔やから離してくれん？』
振り解かれた隣人の腕を俺はそこそこに強く掴んでいた筈なのに
空いていたもう片方の手で叩き落とされた
隣人は気にする風でもなく、立ち上がってスカートの端を優しくはたき、リュックを背負う
『…しばらく話しかけんといてって言ったつもりなんだけどわからへんかった？
あと、誰にもその変な妄想の話せん方がええよ、ココ。変になっとるって思われるで』
昨日の3人組みたいにさ、とこめかみのあたりをコツコツと指して、いつも通りに微笑んだ
"彼女"は完璧に彼女としてこの場からあっという間に去っていった
1人残された俺は今まで座っていたベンチに座り直して項垂れる
zm「…俺、力めっちゃ強いのに、はは…運動音痴で本の虫やったA姉ちゃんが、女の子が振り解けるわけないのに」
48.愛されていた【zm】→←46.確信を突き立てる��【??】
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仮想話(プロフ) - ぴくさん» ご指摘ありがとうございます、とても助かります！修正しましたm(_ _)m (2020年9月22日 17時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴく(プロフ) - 27ぺージのzmさんの表記がzwになってます！ (2020年9月22日 16時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2020年9月22日 0時
