45.確信を突き立てる�◆�??】 ページ45
『…ううん、違うよ、私はAだよ？…どうしたの？急にそんなこと言うなんて…』
一瞬の静寂の後に、隣人は微笑んで返した。それはもう完璧な笑みだった
例えるなら、俳優や女優のソレだ
『そういえば大切な---の名前の事、今まで聞いてこなかったよね…私の事は覚えてたのに大切な---の名前のことは忘れちゃった？』
綺麗な手を顎に置き、お茶目そうに考えるそぶりをとる隣人
『無理やり思い出したら急にどこにいるか確かめたくなったとか？』
その言葉と隣人の表情も仕草も、全てを無視して
俺は頭の中に渦まく言いたい事だけをぽつぽつと成立しているかわからない文章で紡いでいく
zm「俺、昨日昔のアルバム引っ張ってきたんよ、今まで恥ずかしいから見たことなかったけど、大切な---の名前とA姉ちゃんの姿が残っとるんてそれだけやからさ」
zm「聞きたい事言ってくから答えてな？…俺と同い年なんは大切な---の名前であって、A姉ちゃんは俺の2個上やろ？なんで、なんで今高1なん？」
答えてくれなんて、そんなの無視する事も無下にする事もできるのに、彼女は困ったように話す
『…それは色々あったんだよ、身体の問題だしあんまり掘り下げて欲しくないんだけどね』
隣に置いていた水筒を開けて、ゆっくり静かにお茶を飲む
それはきっと【踏み込まないで】という意思表示だと分かりながらも、俺の口はもう止まらない
早口で考えがまとまらず流れ出てしまう、以前から思っている直したい短所
zm「…俺も、なんか理由があんねやろな、とは思ってたから、これについてはそんな深いとこまで聞かへんわ
…でもな？今確信してもたんよ、やっぱりお前は大切な---の名前やって」
隣人は飲み終わった水筒にそっと蓋をして綺麗な姿勢で前を見る、だから、俺とは目を合わさない
だから、目を見られない今、更に俺の口は止まらなくなっていく
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仮想話(プロフ) - ぴくさん» ご指摘ありがとうございます、とても助かります！修正しましたm(_ _)m (2020年9月22日 17時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴく(プロフ) - 27ぺージのzmさんの表記がzwになってます！ (2020年9月22日 16時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2020年9月22日 0時
