14.手助けと牽制 ページ14
「Aさんのことが！す、好きです！付き合ってください！」
『ごめんなさい、貴方の事を何も知らないので…』
「じゃあお友達から始めましょう！LIME交換しませんか？！」
『いや、あの、え…と』
それは夏休み前の出来事で、半ば強引に私のLIMEの友達欄に人が追加されたのだった
『それが3人くらいで…ずっとLIMEきてて…うーん』
ut「…優しすぎるんちゃう？」
てか誰？どんな奴？と鬱君が聞くので、話したことないんだけどこの人たちだよとLIMEを開いて見せると鬱君がスマホごと持ってそれを見始めた
tn「お前の弱い所やで、お人好しって…心当たりあるやろうが」
『あ、あります…申し訳なかです…』
頭の上にトントンの頭が乗って、ガクガクと顎を動かされる…この振動がなんかちょっと気持ち悪いから嫌いだって言ったの覚えてるなこいつ…
『まあそれでLIME開くのも面倒で…返信遅れてごめんね？』
ut「気にしいひんとってぇな、そんなんで友達やめたりせぇへんから」
一通り私のLIMEを見ていた鬱君が、はいとスマホを返してくれる
そこにはまっしろなうさちゃんのスタンプが、ノーセンキュー、バイバイと続けて送られており、その後相手をブロックした事を知らせる通知が入っていた
ut「夏休みのイベント前に彼女作りたいしょーもない輩やから安心して切ってええやろ、こいつらワンチャン狙っとるだけみたいやし」
『鬱君…！ありがとう…！解放された…！』
わー！とスマホを持って最大限の嬉しさを表現していると、ほな手を動かそなあとずっと作業をしていたトントンが私たちをじとっと見る
お化け屋敷の為の準備はまだまだ山積みだ、夏休みのうちにこうして雰囲気のために色を塗ったり貼ったりする
sha「敵情視察だぁ！」
kn「進んどるんか？」
ut「まだ見ちゃダメに決まってるでしょ！！」
たまにこうして友達が来て、追い返して…なんてするのがワクワク感を更に募らせる
びゅっと走らせた赤色は綺麗に黒色の紙の上に舞い散った
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仮想話(プロフ) - ぴくさん» ご指摘ありがとうございます、とても助かります！修正しましたm(_ _)m (2020年9月22日 17時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴく(プロフ) - 27ぺージのzmさんの表記がzwになってます！ (2020年9月22日 16時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2020年9月22日 0時
