12.はじめましてと夏祭り�� ページ12
あと少しという所で釣り上げられそうだった黄緑は、紙の限界で持ち上がった瞬間に落ちてしまったけれど、皆が選んだ分は全部とれた
tn「相変わらずのお祭りキラーやなぁ」
sha「すごいなぁAちゃん！ありがとう！」
ぺちぺちと取ったばかりの水風船をヨーヨーの如くついて遊んでいるシャオロン君の横で、トントンはまさかの手捌きを披露した
水風船じゃなくて競技用のヨーヨーに見えるくらい上手で、私たちは屋台の人も含めて盛り上がった
kn「お前の分は桃色け？好きなん？」
『ううん、桃色はね…友達の目の色が綺麗で印象的だからなんとなくとっちゃった』
ut「へぇ…もしかしてロボロだったりする？」
kn「あ？音楽部の友達か！なるほどなぁ」
『皆も友達だったんだ！？世間って狭いね…』
tn「まあまあ、次呼ぶ時呼び易いやん」
sha「ほんまにや、あいつ女の子来るって言うたら恥ずかしがって来んからなぁ」
それが理由かいな、と笑い始めた鬱君につられて他のみんなも笑い始める、写真撮ったらロボロ君にもLIMEで送ってやろう
ut「逆に俺はコネシマ来たんに驚いてんねんけど」
kn「なんとなく、気分や気分…まぁ、今日来てよかったわ」
はぁー、と笑いがおさまったらしいコネシマ君がヨーヨーをつきながら私の方を見る
kn「なぁA、これからも友達として仲良くしてや」
『え、いいの？…すげー嬉しい…ありがとう！』
kn「おう」
コネシマ君は私の返事にとても満足そうに今日1番の笑顔を見せてくれた、友達になれたんだ、その事実がとても嬉しい
sha「は？おれも！俺も友達！仲良しやで！」
ヨーヨーを手に持ちながら私の手を包んでブンブンと上下に振る彼もこれまた花が咲いたような眩しい笑顔でかわいらしい
『ほんと！？…ありがとう！友達2人もできた！！』
きゃっきゃとはしゃぐ私たちの上空に、打ち上がり始めた花火が様々な色を咲かせていく
tn「よかったなぁ、友達増えた記念に花火あがっとるで」
ut「おー、まあ毎回見とるけどやっぱ綺麗やなぁ」
見渡せば先ほどまでより幾分か人がはけていて、皆この花火に夢中なんだなぁと見渡しやすくなった屋台の道を見る
『あ、焼きとうもろこしみっけ』
sha「俺も腹減ったし食う〜」
kn「…風情もクソもないな…俺も食いたい」
新しくできた友達と、花火が打ち終わるまでの数十分、いろいろな屋台飯を食べ漁って、連絡先を交換して、楽しい夏祭りは終わった
13.登校日の話し合い【tn】→←11.はじめましてと夏祭り��
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仮想話(プロフ) - ぴくさん» ご指摘ありがとうございます、とても助かります！修正しましたm(_ _)m (2020年9月22日 17時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴく(プロフ) - 27ぺージのzmさんの表記がzwになってます！ (2020年9月22日 16時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2020年9月22日 0時
