11.はじめましてと夏祭り�� ページ11
ut「…ほんま？良かった」
私の小さな呟きを聞き逃さなかった鬱君はにひっといたずらっ子みたいに笑っていつの間にか私の隣に並んでいた
誘ってくれてありがとうね、と伝えると、そりゃ友達やからと答えてくれるのがとてつもなく嬉しく感じる
ut「てかAちゃんはいつも花火場所とってちゃんと見るタイプ？」
『私はそこまで…花火の時の方が多分屋台の人少なくなるし、滑り込みでいっぱい買えるから』
ね？ってトントンの方に向くと、ほんまにほれな、とじゅるりとよだれを飲み込むようなくらいぽやぽやとした表情でちょっと揺れてた、きっとこれからの屋台が楽しみなんだろう、私も同じだ
kn「なんか今のでトントンの友達って信じられたわ…」
sha「俺らもいっつもそんな感じやから嬉しいわ」
はよいこうや、と急かすシャオロン君に手を引かれ、5人で屋台に沿った道を歩く。授業がなんだとか、先生が厳しいだとか、そんな話をしたりして
ご飯を買いながらも皆であれやこれやと遊んではしゃぐのは賑やかで…本当に本当に楽しい
tn「ん、射的あるで、やったら？」
ut「よっしゃ！ええとこ見とってAちゃん！」
sha「俺も！俺もするー！」
『私もやってみたいな』
射的では後ろで見てるコネシマ君とトントンが野次を飛ばし、鬱君とシャオロン君と並んでおもちゃの鉄砲を構えてせーので打っていった
コツン、コツン、コツン…全部で5つあった弾は狙っていた大箱に順々にヒットして、落ちた
kn「お前の完全勝利か…凄いな」
『このお菓子詰め合わせはトントンに差し上げよう』
tn「おっナイスゥ〜ありがとさん」
やったぜ〜と喜ぶトントンの後ろで残念賞の飴ちゃんを貰った2人はちょっと落ち込んでいた
sha「くっそー！…でもアイツがAちゃんに会ったら喜びそうやなくらい上手やわ！凄いなぁ」
ut「ほんまになぁ」
せめて飴ちゃんあげるわ、と2人してトントンに飴を差し出すと、彼は喜んで受け取っていたため、落ち込んでいた2人もすぐに嬉しそうな顔に変わった、友達パワーってすごいなぁ
kn「なぁお前他にもなんかできるんあるか？」
『えーと…ヨーヨー釣りも得意だよ、皆何色が好き？』
近くにあった屋台を指差すと皆目を輝かせてその屋台に一直線に走り出す
俺これがいい〜とか俺これ！これ！なんて、先についた皆が指さしてくれたものを確認して屋台の人に釣り糸をもらった
赤、青、黄、空、桃…色とりどりの装飾がなされた水風船をちょいちょいと吊り上げていく
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仮想話(プロフ) - ぴくさん» ご指摘ありがとうございます、とても助かります！修正しましたm(_ _)m (2020年9月22日 17時) (
レス) id: 4dec9635f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴく(プロフ) - 27ぺージのzmさんの表記がzwになってます！ (2020年9月22日 16時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮想話 | 作成日時：2020年9月22日 0時
