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肩で息をしていたAの呼吸が
落ち着いたころには
照はまたトレーニングを再開していて
何回目かの腕立てをしていた。
「相変わらず体力お化けだね」
この男には限界という物がないのだろうか。
そんな風に考えていると
Aの中で
むくむくと出てくるイタズラ心。
えいっと意気込むと
照の逞しい背中に乗り込む。
「おいっ、危ないだろうが」
急に乗られた照は
立ち上がることも出来ず
Aを落とさないように
Aを論すことしかできない。
「なるほど、こんな景色なのね」
重なるように体制を整えたAは
納得したようなことを言い
照から降りる。
動けるようになった照は
俊敏に動きAを捕まえ
その頬を大きな手で包む。
はしゃいでいたAだったが、
本気で怒られているのを察知し
静かになる。
「ほんと危ないから勘弁して。」
「ごめんなさい」
「もうしない?」
「もうしません」
「ならいいよ」
照はAのほっぺを
ぷにゅっと潰してから
解放した。
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作者名:プポプポ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/homepupo/
作成日時:2020年5月21日 0時