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「新曲聴いた。
あれ、俺の事だと思ってていい？」
「新曲？なんのこと？」
心当たりのないAは戸惑いを隠せなかった。
「カタカナのタイトルで
いつの間にか心の真ん中に
夢がいたって歌詞」
照はぼそぼそと説明する。
「それって、もしかしてエスポワールっ曲？」
アメリカに行く前にAは
照の曲を作っていた。
確かにボツにしたはずの曲を
マネージャーが渡したようだ。
あのメールはそういう事か。
Aは照を引き剥がすのを諦めて
部屋に招きいれた。
「今までどこに行ってたのさ」
照は空欄の時間にAが
どこにいたのか気にしていた。
「アメリカのニューヨーク 、、、
向こうの師匠がたまには遊びに来いって」
お土産あるよと、
Aはマカデミアナッツチョコレート
を見せる。
「向こうでも仕事は出来るし、
師匠ももう若くないし、
あっちを拠点にしてもいいかな
って考えてたんだよね。」
でも、帰ってきちゃった。
Aは照れたように笑う。
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作者名：プポプポ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/homepupo/
作成日時：2020年4月8日 10時
