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「A？出来たよ！」
Aはジュディに肩を叩かれ
目を覚ました。
「ごめん、ジュディ寝ちゃってた。」
「いいの、いいの。
長旅でおつかれでしょ？
それよりどう？クールじゃない？」
ジュディは話しながら
Aの後ろに鏡をそえる。
美容室に行くのが面倒で
少し伸ばしっぱなしだった
後ろはスッキリと刈り上げられ、
全体的に無造作にセットされているからか
毛先まで入った赤のグラデーションが
より映える。
「日本に戻ったらマッシュって言ったら
だいたい同じ感じにしてくれると思うわ。」
「ありがとう！
すっごく気に入った！」
Aはジュディにハグをした。
「お易い御用よ！」
Aはジュディと
もう一度ハグをかわして、
留学時代も過ごしていた
師匠の家に帰った。
アメリカにいる間は
師匠やその家族とやのんびり過ごしたり、
ジュディと思い出の店を巡ったり、
1週間仕事も忘れ
のびのびと過ごした。
ただ、照のことを忘れた事はなかった。
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作者名：プポプポ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/homepupo/
作成日時：2020年4月8日 10時
