EXOの長男 1 (ページ11)

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回想2 ジュンミョンside ページ11

あれから数年、ナムジャグループがデビューすると聞き、ボクとA、そして数人が候補生として上げられた

正直、Aがいたことに驚いた

だって、彼はソロアーティストとしてデビューすると勝手に思ってたから…

そりゃそうでしょ？

あれだけの歌唱力を持ってるんだよ？

A一人でも十分やっていける力がある

グループに入ってしまうと、必然的に一人一人のパートが少なくなってしまう

だから、もったいないって思ったんだ

けど、Aは嬉しそうだった

「よろしくね」

ｼﾞｭﾝﾐｮﾝ『あ、はい。よろしくお願いします』

それまで、同じ練習生として何年も顔を合わしてはいたが、あまり会話をしたことはなかった

でも、これからは同じ候補生

一緒に活動することも増えるだろう

だからそれ以降は、よく話すようになった

そして、デビューが確定し、グループ名も決定し、誰がリーダーになるかを話している時だった

ｼﾞｭﾝﾐｮﾝ『ボクはAさんがいいと思います』

ボクの意見にみんな賛同した

「え？何で？一番歳上だから？」

しかしAは違った

「最年長者がリーダーにならなきゃならないルールはないんだろ？
それに、オレ日本人だしさ。
K-POPなんだから韓国人がリーダーの方が良くね？
だから、次に歳上のミンソクか練習生歴が長いジュンミョンがいいだろ」

と言うわけで、練習生歴が長いボクがリーダーになったんだ

それ以降も、何かに付けてAはボクを立ててくれるようになった

ｼﾞｭﾝﾐｮﾝ『あの…』

「なぁ、堅苦しくね？www」

ｼﾞｭﾝﾐｮﾝ『え？でも、Aさんは…』

「歳上だから？ぶっちゃけ、オレそーゆーの気にしねぇからwww
韓国ってそーゆーとこ厳しいよなぁ…
日本も上下関係厳しいけど、韓国ほどでもないんだわwww
だから、オレにはそんなに堅くなるなよ。
それに、お前リーダーじゃん？
もっとフランクに来いよwww」

ｼﾞｭﾝﾐｮﾝ『え？でも…(汗)』

「オレがいいって言ってんだからいいの！www
これから一緒に活動してくんだからさ！
だから、さん付け禁止！敬語もな！」

これがきっかけで、ボクとAはより一層関係が深くなれたと思う