EXOの長男 1 (ページ25)

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回想3 ジョンデside ページ25

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『ねぇねぇ』

「ん？」

으르렁(うるろん)の活動時期、オレ達はEXO全員で同じ宿舎で生活していた

この日は珍しく夕食には全員が揃ってて、楽しく騒がしく過ごした

夕食後はリビングでテレビを観ている人もいれば、各々部屋に行ってゆっくりしてる人もいた

Aヒョンはリビングのソファに座ってケータイのゲームを黙々とやっていた

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『ヒョンって、いつからそんなに高い声が出てるようになったの？』

「いつから？
さぁ、いつだろう？」

ヒョンは地声が高いわけではない

むしろ、地声はオレより低いかもしれない

でも、オレより高い声が出るんだ

ﾍﾞｯｷｮﾝ「ボイストレーニングとかしたことないって言ってたけど本当！？」

ベッキョンも気になったのか、話に加わってきた

「本当だよ」

ﾍﾞｯｷｮﾝ「ウソだぁ！
ボイストレーニング受けてないのに、そんなに高い声を普通に出せるとかありえないって！」

「いや、本当だって…(汗)」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『じゃあ、高い声で歌うことが多かったから、とか？』

「ああ、それはあるかも…」

そう言って、ヒョンは自室に行くとすぐ帰って来て、オレとベッキョンの耳にイヤホンを挿し、ミュージックプレイヤーの曲を流した

そこから流れてくる音楽は、日本語だったけど、聞き覚えのある曲だった

「オレが当時ハマってた歌手。
この人の歌をよく聞いてて、カラオケでも歌ってたんだ」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『あれ？コレって…』

「お？気付いた？www」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『けど、誰だか思い出せない…』

「マジかよwww
お前らの知ってる人だってwww」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『ベッキョナ、分かる？』

ﾍﾞｯｷｮﾝ「待って…オレも思い出せないwww」

「そろいもそろってか！www
思い出せないとか、マジでヤバいぞ！？www」

ﾍﾞｯｷｮﾝ「てかさ、ヒョン、まさかコレ原曲キーで歌ってたの？」

「え？うん」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『え？そういう時って、キー下げない？』

「なるべく原曲で歌いたかったから」

オレでもヨジャ歌手の歌を歌う時はキー下げるのに…

ﾍﾞｯｷｮﾝ「じゃあさ！ヒョンVer.だとどうなるか歌って！」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『オレも聞きたい！』

「えぇ…(汗)」

ヒョンがオレ達が頼み込めば嫌とは言えない性格なのは知ってる

だからこそ、そこを悪用させてもらったwww

「最近歌ってないからな…」

そう言いつつも、ヒョンは息を吸い込んだ