EXOの長男 1 (ページ23)

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回想1 ジョンデside ページ23

まだ練習生として日が浅いオレがメンバーと合流して、初めてAヒョンを見た時、怖い人だと思った

眉間にシワを寄せて、メンバーの輪から離れて、睨むようにオレ達を見ていたから…

最後に合流したベッキョンとオレは歓迎されてないんじゃないかと不安になった

ｷﾞｮﾝｽ「そんなにAヒョンに怯えなくていいよ」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『え？あ、でも…』

ｷﾞｮﾝｽ「ヒョン、生まれつき右目があまり見えなくてね」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『え？』

ｷﾞｮﾝｽ「だから、頑張って左目だけで見ようとすると疲れちゃうんだって。
さっきコンタクト外してたから見にくくなってるだけだよ」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ『そうなの？』

ｷﾞｮﾝｽ「うん。ヒョンは優しい人だから、安心して」

ヒョンはメガネにかけ直すと、今度はニコニコしていた

「ジョンデ君だよね？
オレはA。よろしくね！」

さっきまでは怖いと思ってた気持ちも、その笑顔で吹っ飛んだ

オレは最後に合流したから、早くメンバーに打ち解けられるように、みんなを観察するようになった

ベッキョンは、元々明るい性格だから、すぐみんなと打ち解けられていた

オレも明るい性格な方だけど、初対面の人にベッキョンみたいにズカズカとは行けない

タイミングを図っていたら、Aヒョンが隣に座ったんだ