[オリジナル] 日本人形とわたし

母と日本人形 ページ13

かれこれあってお菊ちゃんとお母さん達はすごく仲良くなっている






母「ほんとにお菊ちゃんは器用なのね！凄いわ！今度私に教えてちょうだい！」




「褒めていただいてありがとうございます」




母「そんなにかしこまらなくてもいいのよ！」




父「よし今日は飲もう飲もう!!!!」


『ちょっと！お父さん！お酒はほどほどにしてよね？！』









翌日



お菊side



昨日はすごい賑やかでした


私は今朝食の準備をしています


今日は和食です



お味噌汁に焼き鮭、たくあんなどです

母「ふわぁ〜 おはようお菊ちゃん」



「おはようございますお母様」



母「べつに様は付けなくていいのよ？ あら？これ全部お菊ちゃんが？」



「はい。もしかしてお口に合わないものを？」


母「いいえ、むしろこんなに素晴らしい食事をいただいていいものかって感じよ笑 少しねお話があるの いいかしら？」



お話？


なんのお話でございましょうか



「お話とは？」



母「そうね Aのことよ Aはね ずっと1人だったの 私達夫婦は共働きでね いつもAを1人にしちゃっているのよ ずっとAに悪いことをしてるって思ってる たまに顔を見るときAの顔は楽しそうな笑みを浮かべてるけど目を見ると時々寂しそうなときがあるの。でも昨日のあの子の顔を見るとその表情がなくてほんとに心から笑ってるように見えたのこれってお菊ちゃんのおかげだと思うのよ」



わたしの、おかげ？




そんなことはじめていわれた



「そんなことはじめて言われました。私はAちゃんが楽しければそれでいいです」



母「そう。じゃあこれからもAをよろしくね？」




「はい。」




『おはよーってお母さんとお菊ちゃんなに話してたの？！』




母「んー？ヒミツ♡ ね？お菊ちゃん」


「はい、ヒミツです」




『えぇー！お菊ちゃぁぁんおしえてぇぇよぉぉぉ』



「そんなに騒がしくするなら朝ごはん抜きですよ？」



『それはいやぁぁぁ!!!!』




朝からにぎやかです。

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