転生したら警察官目指してたからのこのままなりまーす！【名探偵コナン】

CASE12 ページ12

『あー…』



つい2日前、桜庭さんに目をつけられてから陰湿ないじめを受けてる。や、これくらいで心が折れることは無いんだけど…。



でもさ、勉強に必要な教科書破られたり、寮の扉がボロボロにされてたり…。しまいには椅子にカッターが仕掛けられていた。



「ねぇルカ、これ教官に伝えた方がいいって、」


「そうね、大事になる前に伝えた方がいいわ」




『うーん…でもあんまり大事にしたくなくて…。』




ていうか仮にも警察官を目指してここにいるんだよね？？なんでこんなことするんだろう…やだなぁ。




「ルカ！帰るぞー」


『あ、航くん！うん！

みんな、この事内緒にしててください！』


「ん？何かあったのか？」


『ううん！なにもないよ！』




心配かけたくなくて、笑って誤魔化した。



航くんは私に対して過保護だし。あ、ナタリーっていう美人な彼女さんがいるけど、2人して私を妹のように可愛がるから…。嬉しいけど！！！



『ん？あれ景光くん…？』


「本当だな…なんか顔怖くねえか？」


『確かに。航くん、つけてみよ！！』


「あ、待てよルカ！」




私服に着替えて、航くんと買い物に出る。前のコンビニ強盗以降、私が出かける時は必ず誰かと一緒に行くことと約束付けされた。解せぬ。


もう倒れないよ？大丈夫だよ？？



『バイク屋…？』


「悪いがつけさせてもらったぜ…お前が尋常じゃねえ顔で出かけてったからな…」


「だ、伊達班長！？ルカまで…！！！」


『ご、ごめんね！？心配で…』


「何を調べに来たのかは知らねえが、言いたくなきゃ言わなくても構わんよ…俺らは側で見てるだけ、邪魔はしなえから。」



こうしてバイク屋さんに3人で入ると、景光くんは店員さんにゴブレットのタトゥーをいれた男性に合わせて欲しいと言った。



タトゥー…？そんな目立つもの入れてる人ならお願いしなくてもすぐ出会えそうな気も…。



そのあとクリーニング屋さんの外守さんが加わった。景光くんが探してるのは入江さんと呼ばれる男性らしく、左肩にはゴブレットのタトゥーが入っていた。



ガゴッ！！！



「な、！？」


「なんだありゃあ！？」



音がしてふと道路を見れば、普通車がトラックに引っかかり、引きずられていた。

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