お化け屋敷＿＿朝霧 様リクエスト ページ7
＊
わざとらしく斜めった血みどろの看板。
時折中から聞こえる若い女性と思わしき甲高い悲鳴。
...そしてそのお化け屋敷中のお化け屋敷と名高いその幽霊屋敷の前に、一人ぽつんとただずむ俺。
何してんだよ本当に。朝起きればいきなり村田に引っ張っていかれ、挙げ句の果てにここにおいていく。
ひどい友人を持ったもんだ。
そうしみじみと思いながら、そっと携帯の液晶を覗き込んだ。
綺麗に磨かれた画面には１０時と表示され、約束の時間であることを示していた。そろそろ、来るかな？
村田からは「今から二人くらいここに来るから、一緒にお化け屋敷入ってくれ」と訳のわからないことを言われ、今に至る。
二人くらい、と言えど、俺はまだ誰が来るのか知らない。
きっと村田つながりだろうと予測して、ほうっとため息をついた。
「...あの、Aさんでしょうか？」
『あっ、はい。そうですが...』
「ゾム...村田さんから聞いてます？私、エーミールというのですが」
『ああ、恐らくそうだと思います』
間も無く、声をかけられた。
きっちりとした服装に礼儀正しい話し方。一目で、ああエーミールさんだなと理解した。
きっとこの人も俺と同じくしてここに来たんだろう。ということはこの人は今から俺と一緒にお化け屋敷にはいるのだ。
それにしてもあと一人、ということはその人も我々だの方なのか？
その疑問は直後、明らかになった。
「ひとらんさん、来たみたいですね！」
「あ、エミさん。ごめん、遅れた...って、もしかして清成さん？」
『...もしかして、日生さん？』
...ライバル企業の方だった。
ライバル企業とは言え、別に仲が悪いわけでもなかったため、合同会議の際に名刺交換程度に会話した。
のに、まさか会うとは思いもしなかった。
しかもひとらんさん？
ひとらんさん、ホラーは苦手だったんじゃなかった？
ふと疑問に思ったが、気のせいだと思い込んだ。
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あおい(プロフ) - 勝手にリクエストしますね。休みの日に外を歩いていたら女の人に囲まれて偶々通りかかった我々だの皆に勘違いされそうになる話…とか出来てくれたら嬉しいです。 (2019年8月15日 0時) (
レス) id: 17011b32b0 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - あの〜、できれば毒素と主君で動物園とか出来ますか．．．? (2019年3月7日 7時) (レス) id: 567bbe9e30 (このIDを非表示/違反報告)
ソトド - わーいヽ(=´▽`=)ﾉ (2018年6月30日 15時) (レス) id: 1f5401cbd5 (このIDを非表示/違反報告)
たこやき。(プロフ) - ソトドさん» 了解です！今日一気にリクエスト消化したいと思ってます！ (2018年6月30日 14時) (レス) id: cf837c4d54 (このIDを非表示/違反報告)
ソトド - 面白いですね(*^^*)リクエストですがラーメン屋さんに行ってる話を見たいです！出来ればまだ出てないメンバーとか出して下さいm(__)m (2018年6月30日 13時) (レス) id: 1f5401cbd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこやき。 | 作成日時：2018年6月18日 20時
