【w.r.w.r.d】赤字ニキは今日も気づかない。

Also today 33 ページ35

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大音量で鳴り響く通知音に顔をしかめて起き上がる。
...うるさい。これ以上ないってくらいうるさい。
何事だ、と画面を見れば全てメンバーの方々からのメールだった。

これで全て上司からの悪質なメールだったら思い切りスマホを叩きつけるか、上司の連絡先を削除するところだけどあのメンバーの方々だ。
むしろ大歓迎、いつでもどうぞって感じだ。

少しワクワクしながら画面を覗き込んだ。



大阪やっほー



ボフンとベットの上にスマホが落ちた。少しの間、頭が空白で埋め尽くされた。
...なんで、大阪さんがいるんだ？

確かに聞き覚えのある声だと思ったけど。...でもそれはまだ村田とかがメンバーだと知らなかった時だったから違うと思ったんだけど！
...でもこのライン上にいるってことはメンバーの一人、ってことだよな。

ぐるぐると混乱する頭を押さえつけ、ラインを読み進めた。



鬱木あれ、マンちゃんやん


鬱木どしたん


大阪ゾムに招待されてん



やっぱりオスマンさんかー！
名前からしてそうだもんな！大阪さまやってたしな！

一旦ラインはそこで途絶えていた。
何か俺も返さないと、と考えるも緊張で手が震えてうまく打てない。
そこでもたもたしているとまたピロンとラインが届いた。


小嶋お前今何時だと思ってんねん!


きっとこの小嶋と言う人はコネシマさんなのだろう。
寝ていたところを俺と同じように起こされたと見えて、少しイラついているのが文を通して伝わる。


大阪すまん、どうしても赤字ニキが見たくて


...またきたライン。
あの、その情報どこから聞いたんですか。



＊

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