74話 ページ28
「劉ちゃん…」
劉「でも、俺よりもAの変化に早く気づいてやれる奴が現れてさ、悔しいけど安心してる。」
劉ちゃんはそっと私の頭に手を置いた
劉「俺はお前の兄貴みたいな存在だからな!!これでも家族のように接してきたんだぞ？笑 」
Aは気づいてなかったみたいだけど。と昔と変わらない顔で笑う劉ちゃん
劉「もう大丈夫だよ。あいつらの事信じたいんだろ？本当は。AはA。おばさんじゃない。Aは少し道に迷っただけ。」
「道に迷っただけ…」
劉「そうそう。実際戻ってこれただろ？後はあいつらとの距離を戻すだけ。」
みんなとの距離を戻す…
できるのかな。
もう1度みんなと…
不安が募って顔が曇る
すると劉ちゃんが自分の胸を叩いて
劉「兄ちゃんが言ってるんだから大丈夫だっ!!」
「兄ちゃんって…。ぷっ。あははっ!!」
家族って言ってくれたことが嬉しくて、なにに張り切ってるのかえっへんっ！なんて言ってる劉ちゃんがおかしくて
思わず声を出して笑ってしまった
劉「あー！笑うなよーっ！…でも、やっと笑ったな。」
最近、こんなに嘘偽りなく笑っていなかった
(私…こんなに笑ったの久しぶりだ…)
気がつけば私の家の前まで来ていた
劉「また明日な。寝坊すんなよー？笑」
じゃーなっ。と言って劉ちゃんは自分の家に向かう
遠くなっていく劉ちゃんの背中に向かって呟く
「ありがとう。劉ちゃん。」
こんな近くに私の事を見てくれてる人がいた。
「「AはA。」」
そうだ。私は私。
皆に、伝えたい事を言わなくちゃ。
私のことを縛っている何かが壊れた音がした
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Azul(アスル)(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ずっと待っていて良かったです！！これからも頑張ってください！！ (2017年3月23日 1時) (
レス) id: 928c94497a (このIDを非表示/違反報告)
莉弥(プロフ) - 更新されてるぅぅぅ(;Д;)(;Д;) (2017年2月23日 21時) (レス) id: 7002ec4b48 (このIDを非表示/違反報告)
永久(プロフ) - 千冬さん» お待たせしてしまい申し訳ありませんm(_ _)m (2017年2月23日 13時) (レス) id: e1b53df8ea (このIDを非表示/違反報告)
千冬(プロフ) - 待ってました！！ (2017年2月23日 2時) (レス) id: 36b4f76af1 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ =・×・= - 面白かったです！ 更新、頑張って下さいね！ 他の皆さんも待ってますよ！ 楽しみにしてますね^ ^ (2017年1月16日 19時) (レス) id: 57ecfa5773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永久 x他1人 | 作成日時：2015年10月1日 17時
