戦場に舞う儚い桜

春雨第七師団団長 ページ47

春雨第七師団団長であって、私の従兄妹である神威。まさか本当に彼女役になるとは。

団｢えぇ〜！美人···。｣

団｢羨ましい···。｣

団｢かわいいな〜。｣

歩く度にそんな言葉が耳に入る。褒めてもらうのは嬉しいけど。私リア充嫌いな人種だから。まぁな、詳しく言えばぶりっ子ラブラブリア充が大っ嫌いなんだけど。ちゃんと素直なリア充は普通の目で見るさ。街中で『やっぱりお前はかわいいな！』『キャー、もぉやめてよぉ！』みたいなペアはちょっとね。···(Ｓがたぎる)

威｢お腹減った〜。｣

｢つかれた〜。ねむ〜い。｣

阿｢おいおい、嬢ちゃんまで団長のサボり癖受け継いでんのかァ？｣

｢サボりなんかしてない。ただ仕事を上司になげつけて遊びに行くの。｣

阿｢上司に投げんのか···。｣

｢だって私の仕事、一応秘書だもん。投げるのは上司だよ。｣

阿｢嬢ちゃんよォ、それサボりっつわねぇか？｣

私の辞書にサボりという言葉はない！···とは言いたいけど、バリバリサボってるから。確かにサボってるから。

威｢A、食堂行こう！｣

｢別にお腹空いてない。｣

威｢でも行こう！｣

強引に連れてかれた。なんだか神威らしいけど｡

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