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灰色から青空に ページ5

それから1時間半くらい。急に地上から叫び声が聞こえた。その声に土方も目を覚まし、二人で資料室を出る。

土「何があった?!」

近「あ、トシ!!!何処行ってた?!?!」

A「地下資料室に。」

近藤が何をそんなに焦っているのか、Aには分からない。

近「万事屋が!!!」

A「え?!銀時が?」

近「なーんてな。」

土・A「・・・ふざけんなァァア!!!」

二人の怒りによって近藤が星となった事は言うまでもない。夏の空は灰色で雨を地球に落とす。

『青空は灰色に染まってもまた青を取り戻した。青空は雨が全てを洗った後の美しさ。A、信女、必ず青空を取り戻して下さいね。』

あの人の最期の言葉だ。松陽、私は空を戻せているの?

A「・・・教えて。」

誰にも聞こえない声で呟いた。雨に打たれながらも空を仰ぎ、その目は何かを求める。頬を伝う水滴は雨に紛れて地に滲む。

土方はそのAに見入っていた。雨に打たれる儚い桜の様で。

土「・・・A」

A「どうすればいいの。」

冷たいAの言葉には隠れて怒りが紛れ込んでいた。髪を掻き分けて頭を抱える。土方が傘を出してAを入れた。

土「風邪ひくぞ。」

A「虚と・・・?」

土「いつかはな。考えるのは辞めろ。お前の事情は知らねぇが、今なら知ってる。今のお前は悩みすぎだ。」

正直、虚と本気で殺り合えるのか自信が持てなかった。

知らせは真面目に→←雷って明るい



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脊陽婀 麗(プロフ) - 月猫さん» ありがとうございます!はい!今後とも楽しく読ませていただきます^_^ (2018年1月22日 18時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - 脊陽婀 麗さん» そうです。土方さんオチです!ですが最近、変な方向に向かっている気もしたりしなかったりでして・・・。引き続きこの小説を見て頂ければ・・・! (2018年1月20日 17時) (レス) id: 84e6bcc189 (このIDを非表示/違反報告)
脊陽婀 麗(プロフ) - イッツミー!マーリo((殴 (2018年1月16日 22時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
脊陽婀 麗(プロフ) - この小説って...土方さんオチでしたっけ? (2018年1月11日 19時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - 脊陽婀 麗さん» コメントありがとうございます!えぇ、土方さん、何故か結構優しくなってますww (2017年12月27日 23時) (レス) id: 84e6bcc189 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月猫 | 作成日時:2017年10月26日 7時

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