地下資料室は真っ暗 ページ1
地下だとは言え部屋は有る。戸籍関係や、乗り込み関係などなど、多くの書類が必要な物は専用の部屋があった。そんな部屋を幾つか通り過ぎて着いたのは「犯罪者関係物」と書かれた部屋。
A「・・・ここから安政の大獄についての書物を探し出すと?」
土「しょーがねぇだろ。これしかねぇんだよ。」
黄ばんだ虫食いだらけの紙を漁るなんて事、誰でもやりたくない。本棚はあるとは言え、あちらこちらに本が山積みになっていた。
A「しょうがないのか・・・。でも何で安政の大獄?」
土「最近、警察世界で話題になってる奴だ。知ってるか?」
警察世界はAにとって住み慣れた場所。そんな話題はスグ分かる。
A「不死者、虚。」
土「あぁ、そうだ。ソイツの正体がもしかしたら、」
A「吉田松陽・・・。」
松陽と同じ顔を持つ虚の話は銀時から聞いた事がある。戦い方も松陽と同じで、恐ろしく強い力を持つのだとか。
土「そんな所だ。」
A「・・・探せって言われても、この中じゃ見つかる物も見つかんないでしょ・・・。」
あちらこちらの本棚を引っくり返しては戻しての繰り返し。最後の本棚まで来たけれど本当に見つかるのか、なんてAも土方も思っていた。
A「・・・あ。あった。」
Aが見つけたのは『安政の大獄処刑集』と書かれた古臭い本。
土「やっとだ・・・。」
喜びも束の間、ランプが消えた。
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脊陽婀 麗(プロフ) - 月猫さん» ありがとうございます!はい!今後とも楽しく読ませていただきます^_^ (2018年1月22日 18時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - 脊陽婀 麗さん» そうです。土方さんオチです!ですが最近、変な方向に向かっている気もしたりしなかったりでして・・・。引き続きこの小説を見て頂ければ・・・! (2018年1月20日 17時) (レス) id: 84e6bcc189 (このIDを非表示/違反報告)
脊陽婀 麗(プロフ) - イッツミー!マーリo((殴 (2018年1月16日 22時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
脊陽婀 麗(プロフ) - この小説って...土方さんオチでしたっけ? (2018年1月11日 19時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - 脊陽婀 麗さん» コメントありがとうございます!えぇ、土方さん、何故か結構優しくなってますww (2017年12月27日 23時) (レス) id: 84e6bcc189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月猫 | 作成日時:2017年10月26日 7時