11人目。 ページ13
『 近付くな…ね 』
ジョングクの言葉を復唱する透き通った声。
それを聞くと、俯いて目を伏せるジョングク。
だが、すぐに目線を上げAを睨みつける。
『 わぁ怖い 』
驚く程の棒読みで笑顔を作ったAの反応が気にくわなかったのか、ユンギがAに殴りかかる。
……が、それも当たり前のように片手で止められてしまう。
SG「 ……ヘラヘラ笑ってんなよ
俺達に何があったのかも知らない癖に 」
『 知ってる。
……全部、知ってるよ 』
Aを突き放すような言葉に、
さも知っているかのように返すA。
一連の流れを見ていたジンスが驚いたように声を漏らす。
MN「 A、もしかして… 」
『 うん、言うよ 』
ジンスに微笑んでから、
自分に言い聞かせるようにして呟くと
ユンギの腕を離してジョングクの真正面まで歩いていく。
JK「 っ、なに… 」
一瞬怯えたように顔を歪ませたのは、
Aが[あの女]と似ているから。
それはメンバー全員分かっている。
そう。
似ているのだ。
[あの女]に。
『 ____黒川 愛莉 』
Aが発した名前に、メンバー達は固唾を飲んだ。
ジョングクは怯えたように目を見開く。
RM「 なん、でお前が…… 」
ナムジュンの言葉に、悲しそうに目を伏せ微笑んだA。
『 ……２年前。
あの時は 』
震える右手を、今はもう冷えきった左手で押さえ込む。
.
.
『 "姉"が、ご迷惑をおかけしました……っ 』
絞り出した声は震えていた。
いつもの男勝りな性格で、美人なAの面影は
どこにもなかった。
下げた頭は、初めて会った時下げられた頭より
ひどく、弱々しかった。
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사랑해 - 更新楽しみにしてます‼ (2022年2月24日 20時) (
レス) @page14 id: f288e91b85 (このIDを非表示/違反報告)
イリョ - 更新待ってます (2021年8月23日 19時) (レス) id: 7f68fa5e6b (このIDを非表示/違反報告)
たよん - 読んでてドキドキワクワクです！続き楽しみにまってます！ (2019年2月2日 2時) (レス) id: 7e723c8239 (このIDを非表示/違反報告)
Qz.(プロフ) - じお。さん» そうなんです…そうなんです！！！( ふへ、私も大好きです((違う (2019年1月24日 17時) (レス) id: 50f021cc6f (このIDを非表示/違反報告)
じお。(プロフ) - あれ、もしかして...。グゥちゃん狂いましたか？狂ってしまいましたか？はい。好きです((殴 (2019年1月24日 1時) (レス) id: e58b2b779e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Qz.
| 作成日時：2018年12月11日 23時
