あれから十年 ( urata ) ページ8
「おはよー！」
メンバー全員でのお仕事。
「あ、真司郎くん久しぶり！」
「おーA！元気しとった？」
ＬＡに留学してる真司郎も帰ってきてて、全員揃うのは本当に久しぶり。
真司郎の背中を見つけたAが飛びつくようにして近づく。俺と真司郎、千晃しか居なかった楽屋が一気に騒がしくなる。
「元気だよ〜！」
「Aはいつでも元気だよね」
「千晃ちゃんおはよ！まぁね！」
騒いでる三人を見て思うのは、本当に変わったなぁってこと。あ、いい意味でね？
そんなことを思いながら見てれば、バチりとAと視線ががちあった。
「直也くん、おはよ。どうしたの？微笑んでたけど」
「おはよ、え？俺、微笑んでた？」
「うん、優しい顔してたよ」
「いやあ、A変わったなぁ…って、思ってたんでしょ、リーダーはさ」
俺の言葉をそのまま代弁したのは、宇野ちゃん。
「実彩子ちゃん、おはよー」
「Aおはよ！」
一通り挨拶をして、え？どういうこと？って言ってるA。
「やって、十年前はめちゃ人見知りやったで」
「こんなぐいぐい行くタイプじゃなかったよね」
「そうそう、俺らの後ろを遠慮しながらついてくる感じな」
真司郎、千晃、俺からのトリプルパンチ。
「そんなんだった？私？」
「うん」
って、みんなで頷き合う。
「おはよ」
「はよ、」
「あ、隆弘くん、秀太くんおはよ！」
新たに入ってきた二人に向かって走ってく。まさか一番にAと仲良くなるのがあの二人だなんて思ってなかったよ、昔は。
「何話してたの？」
Aが来たことで朝の不機嫌が吹っ飛んだにっしーが聞いてくる。
「Aが昔はめちゃくちゃ引っ込み思案だった話」
「ああ」
横で聞いてた秀太も、昔は凄かったよなって。
「それに関しては俺と西島、頑張ったな」
「いや、一番に仲良くなったの俺だし！」
「えー、そんなに酷かった？」
「誰に聞いたってそう言うと思うぞ」
えー、なんて言ってるけど。ボソリと、でも…みんなが居なかったら今の私は居ないと思うんだよねって零してたのは聞き逃さない。
「ねー！光啓くんまだ？」
「どうせ遅刻じゃないの？」
いつも通り、遅刻魔がひとり。
Aが怒り出しそうだから、早く来いよと心の中で思う。
.
順位みてびっくりしました！ありがとうございます！
ちょこちょこ過去編も入れてく予定です。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひとみ(プロフ) - おはようございます！このホッコリした感じが大好きです！ (2017年9月10日 7時) (
レス) id: ec792115bc (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - ありささん» コメントありがとうございます！出来るだけ平等に更新できるよう頑張ります！ (2017年8月13日 23時) (レス) id: 3a4d04a186 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - わ！新作2つ書いてくれたんですね！大変だと思いますが更新楽しみにしています！ (2017年8月13日 19時) (レス) id: e850567e17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アオイ | 作成日時：2017年8月13日 10時
